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実に1万種類以上のカードが存在すると言われる『遊戯王オフィシャルカードゲーム(OCG)』。それらの中には、性能面ではなくイラストの魅力によってファンを獲得したカードも存在します。今回紹介する「海神の依代」も、そんなイラストファンが多いカードの1枚なのです。
「海神の依代」は「海神の巫女」のリメイク版!
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「Vジャンプ」2022年1月号の付録カードとして登場した「海神の依代(うながみのよりしろ)」。これは当時新発売された「デュエリストパック-深淵のデュエリスト編-」に合わせた水属性の強化カードでした。
実はこのカード、「海神の巫女(うながみのみこ)」というカードのリメイク版。両者のカードイラストには、そっくりな青髪の女性の姿が描かれています。
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「海神の巫女」が登場したのは、2002年発売のパック「ファラオニック・ガーディアン -王家の守護者-」でのことだったので、「海神の依代」は実に20年越しのリメイクカードとなるわけです。
当時の少年たちの恋心を掴んだ思い出のカード
2002年といえば、『遊戯王OCG』が始まって3年足らずの頃。当時のモンスターカードといえば、おどろおどろしい怪物やカッコいいドラゴンが主流。現代のように、美少女が描かれたカードはそれほど多くありませんでした。
そのため、貴重な美少女カードの1枚であった「海神の巫女」。その豊満な胸部に目を奪われた…というデュエリスト少年も多かったかと思われます。
多くのデュエリストの記憶に刻まれた「海神の巫女」なので、そのリメイクである「海神の依代」に注目が集まるのも納得ですね。ネット上には、あの頃「海神の巫女」の胸部に目を奪われたであろう仲間たちに宛てた、「海神の依代」の“紳士向け”なイラストが沢山投稿されています。
『遊戯王OCG』の歴史を知るものなら思わず反応してしまう「海神の依代」。彼女をキーカードに据えたデッキを組んでみるのも面白いかもしれませんね。