■紋章士はどうやって活躍する? キャラとの組み合わせは決まってる?

過去作のキャラが「紋章士」となり、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。バトル中に紋章士が登場するシーンでは必ず、本作のキャラと共におり、共闘するような形に見えます。そのため、少なくとも現時点の情報を見る限りでは、単独のユニットとして活動することはなさそうです。
過去作のキャラが登場する作品といえば、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』を思い出す人が多いはず。『ヒーローズ』では、物語の中心にオリジナルのキャラクターたちがおり、一方でユニットとして多数の関連キャラが戦場を駆け抜けます。

本作も『ヒーローズ』も、過去作のキャラは“異界から呼ばれた”という意味で近しい立場にありますが、活躍の仕方は別物になりそうです。その意味ではむしろ、『幻影異聞録#FE』の方が近いかもしれません。
『幻影異聞録#FE』の場合、各キャラはそれぞれ決まった英雄(ミラージュ)を持ち、その力を借りて特別な力を発揮します。その傍らに寄り添い、共にいるようなその距離感は、本作の紋章士に近しい印象があります。
ただし、『幻影異聞録#FE』における英雄(ミラージュ)は、キャラクターと不可分。組み合わせを変えることはできず、キャラと英雄(ミラージュ)は固定されたペアのような存在でした。

対して『エンゲージ』ではどうなるのか、まだはっきりとした情報はありません。ですが、映像を見ると「マルスの指輪を装備する」といったシステムメッセージを確認できます。また、該当シーンの右端には、「マルス」と「シグルド」が並んでおり、組み合わせを任意で選べてもおかしくないUIです。
さらに、任天堂公式サイトのトピックスにて、「どのキャラクターにどの紋章士を合体させるか考えることも、戦略の鍵となります」といった一文が掲載されています。こうした情報を踏まえて考えると、本作に登場する紋章士(過去キャラ)は、「単独のユニットではなく、『幻影異聞録#FE』のミラージュに近いスタイル」「キャラと紋章士の組み合わせは自由に選べる」といった形になりそうです。
もちろんまだ確定ではありませんが、こうした可能性は十分にありそうです。

今回は大きなポイントに絞ってお届けしましたが、主人公を守る「竜の守り人」のうち2人のイメージカラーが、シリーズ伝統の「赤」と「緑」だったり、さらに老齢な騎士風の男性もいるなど、原点回帰の気配も感じさせます。だとすれば、騎士風な男性の成長率は悪いかしれない……と、想像の翼が広がるばかり。
また、紋章士の指輪について「12個を集める」といったセリフがありましたが、敵らしき人物も指輪をつけており、いくつかは敵に奪われているのか、もしくは12個以上存在するのか、そうした点も気になるところです。
発表されたばかりなので、詳しい続報はしばらく先になるものと思われます。その間に、興味深いPVを改めてチェックし、自分なりの考察を立ててみてはいかがでしょうか。