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コナミデジタルエンタテインメントは、『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』を活用した新たな取り組み『桃太郎電鉄 教育版 ~日本っておもしろい!~(以下、桃鉄教育版)』を発表しました。
『桃鉄教育版』は、教育現場での利用を目的とした『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』の特別仕様バージョンです。小学校の授業での活用を想定しており、カリキュラムに合わせた地方限定プレイや、より詳しい情報表示などの便利機能が搭載されています
以前より「『桃太郎電鉄』シリーズで日本の地理を覚えた!」という声をよく聞いており、これを受け『桃太郎電鉄』シリーズは何らかの形で教育現場に活かせると実感。そんな中、教育者にして『桃鉄教育版』のアドバイザーである正頭英和先生と話す機会があり、本作の開発に繋がっていったと言います。
◆『桃鉄教育版』の特徴
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『桃鉄教育版』では、基本的なシステムは『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』のままに、一部仕様を教育向けに調整しています。例えば、学校教育では地方ごとに地理を勉強していくため、プレイ範囲を一部地方に縛ることが可能です。
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大きな特徴は「地理情報表示機能」の搭載。駅に止まると、画面右側にその地域の人口や特産品など、実際の地理情報や都道府県情報が表示されます。
さらに、マップ上のランドマークを調べると、それぞれのモチーフとなった実際の建物や特産品、観光地、史跡などの情報も表示。『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』をプレイしながら、より本格的に地理を学べるというわけです。
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もちろん、先生用の管理ツールも用意。時間や利用人数の設定、途中中断などを操作できます。また、いじめに繋がらないよう「貧乏神」を削除。誰かを指定して使用する攻撃カードはランダム指定になる、過度に資金が変動しすぎないようにする等の調整も施されています。
◆『桃太郎電鉄』の白地図制作中!さくまあきら氏らからのコメントも公開
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『桃鉄教育版』にあわせて、『桃太郎電鉄』シリーズの鉄道路線図をイメージした「白地図学帳」が制作中です。
また、アドバイザーの正頭英和先生、シリーズ総監督のさくまあきら氏からのコメントも公開されました。
■正頭英和先生 コメント
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満たされた現代社会において、 子どもたちは学びの意欲を維持し続けることが難しくなっています。今の時代に重要なのは「頑張って勉強しよう!」ではなく「いつの間にか学んでいた」という環境を作ることです。エンターテイメントには人の心を惹きつける魅力があります。それを教育(エデュケーション)の世界で活用することは今とても注目を集めています。これを「エデュテイメント(エンターテイメント+エデュケーション)」と言います。『桃太郎電鉄』は、まさにエデュテイメントの先駆けです。『桃太郎電鉄 教育版』を通して子どもたちの「笑顔」と「いつの間にか学んでいた」の総量が増えて、エデュテイメントがもっと浸透していけばいいなと思っています。
■さくまあきら氏 コメント
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昔から、『桃鉄』を学校教材にならないかな?と思って、作っていました。今回の『桃太郎電鉄 教育版』の話は長年の夢が叶った気がします。みんなで、地理で満点を取って、先生方を困らせてください。
『桃太郎電鉄 教育版 ~日本っておもしろい!~』は、2023年より全国の学校教育機関で導入できるよう準備中です。ブラウザ版であり、PCやタブレットでプレイ可能。料金形態は無償提供となっています。
ティザーサイトも本日9月15日より公開。お問合せ窓口が開設しているので、導入を検討される教育関係者はご確認ください。