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任天堂の『スプラトゥーン』シリーズでは、独創的な楽曲が使用されているのが大きな魅力。9月9日に発売された最新作『スプラトゥーン3』にもさまざまな名曲が存在しますが、ゲーム内で初代の“神曲”を聴けることも発覚し、話題を呼んでいます。
待ち時間には懐かしの曲でノリノリに
『スプラトゥーン3』の主な舞台となっているのは、イカした若者たちが集まる混沌の地方都市「バンカラ街」。そこには近未来的な見た目の巨大ビルがそびえたっており、オシャレな街の中でもひときわ存在感を放っています。
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この巨大なビルこそが、バトルを控えたプレイヤーたちが訪れる「ロビー」。オンライン対戦の待ち時間に使われるほか、試し打ち用のマトを使ったウォーミングアップにも対応しています。すなわちほとんどのプレイヤーにとって、プレイ中の大部分を過ごすことになる場所と言えるでしょう。
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その時間を快適にするためなのか、施設内ではつねにスピーカーからクールな音楽が流れています。楽曲は多岐にわたっており、歴代『スプラトゥーン』シリーズのBGMを楽しめるのもうれしいところ。過去作からのファンたちを大いに喜ばせているようです。
ネットミームと化した名曲
中でも衝撃が大きかったのは、初代『スプラトゥーン』のBGM「Splattack!」がラインナップされていること。バトル中でも同楽曲のアレンジバージョンが流れることはありますが、「ロビー」では懐かしの“原曲”を堪能できます。
「Splattack!」は、初代『スプラトゥーン』におけるメインテーマ曲。作品の情報が初公開された2014年の「Electronic Entertainment Expo(E3)」でも、プロトタイプ版として楽曲が使用されており、シリーズの原点と言っても過言ではないでしょう。
ゲームの発売後にも、疾走感のあるメロディとダイナミックなバンドサウンドがプレイヤーたちを虜に。サビにあたる部分では特徴的なフレーズが流れるのですが、その部分の“空耳”として「にゃんにゃんにゃんにゃん二枚貝」という歌詞がネットミームのように拡散されたことも印象的でした。
SNS上では、初代からプレイしてきた人々の間で、「ロビーでSplattack!が流れてて目頭が熱くなる」「にゃんにゃんにゃんにゃん二枚貝が復活したのがスプラ3で1番嬉しい」と感動の声が広がっています。
真剣勝負に疲れた時には、「ロビー」で好きな曲が流れるのを待って、エモーショナルな気分に浸ってみるのも一興かもしれませんね。