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「にじさんじ」に所属する人気VTuberたちの祭典「マリカにじさんじ杯」が、今年も開催されることに決定。第5回となる今大会は、12月11日に本戦が行われ、12月18日に決勝が行われるスケジュールになっています。
そこで例年、大きな見どころとなっているのが、“配信者魂”を試される待機画面でのやりとり。これまでにどんな伝説が生まれてきたのか、少しだけ振り返ってみましょう。
◆待機芸にフルパワーを尽くす配信者たち
「マリカにじさんじ杯」とは、ニンテンドースイッチのレースゲーム『マリオカート8 デラックス』を舞台とした、人気VTuberたちによる最強決定戦。今回は過去最大となる81名のライバーが参加する見込みで、熱い戦いとなることが予想されます。
とはいえ大会の見どころは、レースだけではありません。レース前に本配信でミラーされる待機画面にて、各ライバーが趣向を凝らした“芸”を披露する文化があるのです。
たとえば昨年開催された「第4回マリカにじさんじ杯」では、“野良猫”こと文野環さんが当時大流行していたハサウェイダンスを披露。わざわざ3Dのカラダで、疾走感あふれるダンスを繰り出していました。
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しかも配信の背景は素材として切り出しやすいグリーンバックに設定されており、ネットミームとして拡散される気満々といった様子。本配信で司会を行う剣持刀也さんからは、「グリーンバックにしなくていい、誰も使わないお前のハサウェイ」と鋭いツッコミで切り捨てられてしまいましたが…。
また、デュエリスト兼バーチャルライバー兼代表取締役である加賀美ハヤトさんは、『遊戯王』の熱烈なファンとして有名ですが、待機芸でもその愛が爆発。なぜかグウェル・オス・ガールさんのイラストを左手・右手・左足・右足・頭部の5つに切り取り、「エクゾディア」のような布陣を作ったのです。
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ほかにも、サイケデリックに手洗いうがいをうながす町田ちまさんや、ベビィパーク(ベビパ)が選ばれるよう尋常でない圧をかける樋口楓さん、ここぞとばかりに“さくゆいの絆”をアピールする椎名唯華さんなど、目的も手段も違った待機芸が乱れ飛んでいました。
本配信で切り抜かれる一瞬のために全力をかける「にじさんじ」ライバーたち。そこはもはやレース本編と並んで、もう1つの真剣勝負の場なのかもしれません…。