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12月12日、VTuber事務所「にじさんじ」の月ノ美兎さんが、YouTubeチャンネル登録数100万人を達成。配信者としての活動を始めてから、4年と307日の月日をかけた到達点でした。
今回はそんな月ノ美兎さんの足跡の中から、ゲーム実況に注目。ファンの間で“神回”と呼ばれている配信を振り返っていきます。
◆委員長の「ヤバさ」が限界突破
まずご紹介するのは、2020年4月17日に配信された「【初見】"シャニマス"ってゲームをやろうと思うんだ【月ノ美兎/にじさんじ】」。
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』、通称『シャニマス』の初見プレイとして、月ノ美兎さんはかわいらしいアイドルたちと接触。そして飛び抜けた洞察力、常人には理解できない想像力からくる“異次元の言動”を見せつけます。
たとえば天真爛漫な小学生アイドル・小宮果穂に対して、「小宮果穂さんのさあ、インナーの生々しさから実家の匂いが香ってきた」「初代高槻やよいさん(のインナー)でも起きた現象で…」と文豪のような発言を披露。さらに「インナーから実家の物置部屋の匂いがした」と続けるのは、もはや月ノ美兎さんにしかできない芸当でしょう。
また、引っ込み思案な双子アイドル・大崎甜花をプロデュースしている最中には、名探偵のような推理を披露します。
甜花が妹の「なーちゃん」(大崎甘奈)について話し始めると、その呼び方から、「妹に甘やかされてるダメダメお姉ちゃん」という構図をズバリ予想。さらに画面越しに髪の香りを嗅ぎ、甜花が使っているシャンプーを「LUX」だと妄想するのでした。
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異様な発想によって、「キモい(褒め言葉)」といったコメントが次々投げかけられたことは言うまでもありません。しかしファンならばよく分かっているように、これこそが“月ノ美兎の真骨頂”なのです。