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RPGゲームにおいて、旅のお供となる仲間キャラクターは頼もしい存在。しかし時にその性能があまりに優秀すぎるため、“チート級”と言われてしまうようなケースも存在します。今回は国産RPGの歴史において、とくに強力だったとされる仲間キャラクターを3人ピックアップ。いかなる性能だったのか、振り返っていきましょう。
◆『テイルズ オブ ファンタジア』チェスター
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まずは1995年に発売されたスーパーファミコン用ソフト『テイルズ オブ ファンタジア』。同作において圧倒的な強さを見せつけたのが、チェスター・バークライトというキャラクターでした。
一言でいうとチェスターは主人公、クレス・アルベインの幼なじみ。物語は、2人が狩りに出かけている最中、住んでいた村を魔王軍に襲撃されるところから始まります。
クレスとチェスターは両親や村人たちの仇を取ることを誓いますが、その後クレスは魔王ダオスの封印の鍵を巡り、過去へとタイムスリップ。物語の後半になって、チェスターとふたたび合流するのでした。
この加入時期の遅れが、チェスターを“チートキャラ”にした原因でしょう。かなり大味なパラメータ設定となっており、同レベル帯まで育てると、通常攻撃で他キャラクターの必殺技以上の威力を発揮するほど。
後発のリメイク作品では、パラメータが調節され、代わりに修行イベントが追加されたため、それほど桁外れな印象は受けないかもしれません。とはいえ、SFC版では間違いなく最強の味方キャラクターでした。