◆ゲームの説明書兼ゲームの攻略本!?
もともとは1992年にパソコンゲームとして発売され、のちにプレステーションとセガサターンへと移植されたアドベンチャーゲーム『ダークシード』。
その説明書には、これまで紹介したようなユーモアあふれる説明書きや奇天烈なキャラクターは登場しません。むしろ基本操作やゲームの遊び方などを収めた、ごく普通の代物に見えるでしょう。
ですが目次をよく見てみると、「どうしても先に進めない時は、禁断の章をご参照ください」との一文が。ここで言及されている「禁断の章」こそが、異質な存在でした。
というのも「禁断の章」では、ゲーム開始からクリアまでの攻略手順を記述。全8ページにわたり、ゲームクリアに必要な最小限の段取りが綴られています。
ただ、同作はヒントなどが一切なく、自分で探索して謎を解いていく至極難解なゲーム。どこに行けばいいのか、何をすればいいのか、プレイヤーは全くわからない状態で進めることになるため、多くの人が「禁断の章」に頼らざるを得ません。
実際にSNSなどでは、「ゲーム中、説明書が全く手放せなかった」「説明書なしで買ったら攻略不可能」「説明書紛失=詰み」といった思い出トークも盛り上がっていました。
なお、説明書を見ながらでもクリアには苦労するようです…。
それぞれ強烈な個性をアピールしてくる「ゲームの説明書」。今一度押し入れにしまってある説明書を引っ張り出し、当時の思い出に浸ってみてはいかがでしょうか。