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『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』プレイ動画で見えた失われし「ゾナウ文明」との関連

5月12日の発売が迫った『ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム』。青沼英二プロデューサによるプレイ動画やこれまでに公開されたPVから見えてきた要素についてまとめました。

ゲーム Nintendo Switch
『ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム』プレイ動画で見えた失われし「ゾナウ文明」との関連
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5月12日に発売が迫った『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。3月29日には青沼英二プロデューサによるプレイ動画も公開され、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』とは異なるクラフト要素があることが明らかになりました。

今回の動画ではリンクの新しい能力に注目が集まりましたが、そもそもこれらの能力は誰がどのようにしてリンクにもたらしたのでしょうか?これまで公開されたPVやプレイ動画から見えてきた要素についてまとめました。

なお本稿では『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を『BotW』、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を『TotK』とします。

◆地上に起こった変化

動画冒頭でクロチェリー平原から双子山に向かって馬で駆けるリンク。この中にも『BotW』にはない要素がいくつか確認できます。

一つはシーカータワーとは異なる柱の存在です。シーカータワーは直線的な柱の上部にシーカーストーンと連動する端末があるのに対して、動画で確認できるタワーはまるで水差しのような曲線で形が作られています。

シーカータワーは機動状態でオレンジ、ロック解除で青色に変化したのに対して、この謎の塔は地上からいくつかの白い光が空に向かって伸びています。一体どんな役割があるのでしょうか!?

もう一つは祠。本編で巡った試練の祠とは異なる祠が確認できます。祠の上には謎の円が浮かんでいて不思議な様相を呈しています。どちらも「空島」の登場と何か関係がありそうです。

◆ゾナウ文明との関係がより濃厚に!

青沼プロデューサーの発言により、浮遊大陸が「空島」と呼ばれていることが明かされました。新たな力「モドレコ」を使って落ちてきた岩に乗り空島へと降り立つリンク。そこに施された紋様や意匠、『BotW』で見覚えがありませんか……!?

ハイラル地方のあちこちに点在する謎の遺跡のものと形状がよく似ています。特にフィローネ地方にある「ゾナウ遺跡群」にその特徴がよく現れてます。

ロゴが公開された際にも話題になった「ゾナウ文明と『TotK』との関係」。ウロボロスのように絡み合った二匹の龍のデザインはゾナウ遺跡の意匠と酷似しています。

『BotW』の公式資料集である「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド マスターワークス(以降「マスターワークス」)」では、ゾナウは”フィローネ地方を本拠とした蛮族の文明である”と記されています。ゾナウ系の遺跡は試練の祠や泉とも連動しているので冒険中、高確率で訪れる場所でもあります。また、常人では辿り着けない場所にある「ローメイ遺跡」もその意匠からゾナウ文明のものであると推測できます。

ドイブラン遺跡にも同じ龍がモチーフの石像が転がっています。

南ローメイ城跡にも。

「マスターワークス」2章ゾナウ遺跡のデザイナーによる解説には、これらゾナウ遺跡は”前史で滅びた文明の片鱗をイメージした”と書かれています。世界の各地にある謎の塔もゾナウ遺跡の一つであるとか。まじないに使われていたと言われていますが、その用途は不明です。先ほどの謎のタワーはこの塔と関連があるかもしれません。

何のためにあるのかわからない塔。無邪気に登っていたけれど……

ゾナウ文明の人々は”まじないの力を持っていた”とのことなので、リンクの新たな力はその力を応用したと推測できます。

ちなみに、冒険中に空を飛んでいるのをしばしば目撃する龍オルドラ、ネルドラ、フロドラは東洋系のドラゴンに近い姿をしています。ゾナウ遺跡や『TotK』のロゴにあしらわれた龍はこの3匹の龍がモチーフになっているのかも。そして3匹の龍のうち最も接近しやすいフロドラが出現するフィローネ地方はゾナウ文明の残り香を色濃く残す地域。身近だから信仰が深かったのかもしれませんね。

そして「空島」に現れた新たな敵「ゴーレム」。

こちらもゾナウ遺跡に見られる渦巻きや龍をモチーフにしたデザインが特徴的。イラストをよく見ると腕と首がリングで形成されており、その中心を緑色のエネルギーが走っています。リンクが新たな力「ウルトラハンド」を使う際にも同じ色のエネルギーが放出されたので、「ウルトラハンド」はゴーレムを形作る力を応用したものなのかも。

また、倒した後の素材名が「Zonai Charge」なのも気にまりますね。リンクの新たな力の源がゾナウ文明の力なのだとしたら、ゴーレムを倒して手に入る素材が新しい力を使う際に役に立つのかも。

◆改めて、「ティアーズ オブ ザ キングダム」とは


ハイリア地方に広く分布しているゾナウ文明。ハイラル前史にこの地方に君臨していたようですが、突如としてこの世から姿を消してしまいます。それが「空島」という形で再び姿を現したのだとしたら……。

リンクの新たな力がゾナウ文明のものなのだとしたら、シーカー族とは異なる驚異的な能力を持っていたことになります。これだけの力を持ちながらゾナウ文明はなぜ突然として姿を消してしまったのでしょうか? 「キングダム」がゾナウ文明のことだとしたら、なぜ「ティアーズ(涙)」なのか……そしてなぜリンクはその力を行使することができるようになったのか……!?

全ての答えは5月12日に明かされると期待せざるを得ません。


ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム -Switch
¥6,836
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《みかめ》

ゲームと歴史 みかめ

ライター・イラストレーター・漫画家。 2011年よりゲームライターとして活動中。 2017年 ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第2集ゼルダの伝説 ハイラル百科 ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第3集 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド:マスターワークス 2020年 あつまれ どうぶつの森 完全攻略本+超カタログ 2021年 ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD 完全攻略本

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