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オープンワールドRPG『原神』にて、遅まきながら筆者も「ディシア」の伝説任務をクリアしました。内容はもちろん良かったのですが、驚いたのは回想で“幼少期のディシア”が登場したこと。
「ディシアにもこんな時代があったのか~」と感慨深いものを感じるとともに、「そういえばディシア以外にも幼少期の登場したキャラが何人かいたな?」と思いました。これを機に本記事では、プレイアブルキャラたちの幼少期を振り返り。今と昔の姿を見比べてみたいと思います。
◆ディシア
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ということで、まずは前述のディシアから。伝説任務「マンティコアの章」にて、父親にあやされている幼少期が登場しました。
このシーンでは、ディシアを楽しませようと父親たちが子ども向けのお芝居を披露。決め台詞を言うようディシアに促すのですが、ブンブンと首を振りながら「あ、あんたが言え」と嫌がります。
お父さんやパパではなく「あんた」という呼び方がいかにもディシアっぽい。ちょっぴり素直じゃない幼少期だったのが伝わってきます。
◆神里綾華
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神里綾華の成長を描くストーリーPV「雪晴れに綻ぶ椿」で登場。母親との将棋で王手を決め、満面の笑みで喜ぶ姿が収められています。その笑顔は今の上品なものと異なり、子どもらしい無邪気さを感じます。
神里家はこの後、没落寸前にまで追い込まれて両親も死去。兄の神里綾人が当主を引き継ぎ、勢力を取り戻すこととなります。同PVでは幼少期の思い出を胸の内にしまい、神里家を支えるべく成長していく綾華の姿も。こうして「白鷺の姫君」になっていったのですね。
◆申鶴
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申鶴のエピソードPV「孤辰新夢」で登場しました。まだ仙人に弟子入りする前であり、服装も璃月の一般的なものを着用。何より目立つのは髪色の違いで、今の白髪から一転、正反対の黒髪少女です。
変色の理由は、師匠の留雲借風真君から贈られた櫛にあります。「俗世との縁を切り、仙人の弟子となることを望んだ時、この櫛で髪を3回とかせば弟子と見なされる」と言われた申鶴は、迷わず櫛を使用。とくごとに黒髪が白髪に変わったといいます。
◆フィッシュル
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夏イベント「金リンゴ群島(2022)」のストーリームービー「輝く黄金の常夏」で登場。目を輝かせながら本を読む年相応の少女です。幼いのはもちろん、眼帯をしていない姿も非常にレア!
読んでいるのは間違いなく、彼女がドハマりした「フィッシュル皇女物語」でしょうね。この本に多大な影響を受けた結果、今のフィッシュルが出来上がることに。ある意味で彼女の原点といえるシーンです。
◆辛炎
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辛炎の幼少期も同じくストーリームービー「輝く黄金の常夏」で登場。この頃は本人が気にする強面さはなく、子どもらしい無邪気な可愛さを感じます。トゲトゲアクセサリーもまだ身に付けておらず、ロックとはかけ離れた人物ですね。
フィッシュルのように、辛炎も幼少期にロックと出会ったことが人生の転換点に。好きなモノとの出会いに目を輝かせるのはみんな同じです。
◆香菱
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幼少期に相棒のグゥオパァーと出会った香菱。ストーリームービー「世にある至味」では、その出会いの瞬間が収められています。服装から髪型、雰囲気まで今と変わらず、まるで香菱をそのまま小さくしたかのよう!肌のもちっと具合に幼さを感じます。
◆胡桃、重雲、行秋
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3人の幼少期もストーリームービー「世にある至味」で一気に登場しました。重雲の前というのもありますが、この頃の行秋は今より悪ガキ感が強め。追いかける重雲を見るに、何かイタズラをしたのかも?
そんな2人を上から眺めるのは胡桃。屋根の上で寝転がるという危ない行動を見るに、じゃじゃ馬なのは当時から変わっていなさそうです。ちなみに、奥には香菱と辛炎の幼少期も映っています。
◆コレイ
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幼少期……と言っていいのか微妙ですが、コレイも今より小さかった頃の姿が公式サイトの「MANGA(漫画)」に登場しています。本編でも度々語られる、スメール移住前のモンドで起こった一件、具体的にはアンバーと出会った頃です。
当時は生きることさえやっとの生活環境にいたほか、人間不信に陥る壮絶な過去を経験していたため、性格はかなり攻撃的。成長したコレイを知る人は、そのギャップに驚くことでしょう。ちなみに、身長もアンバーの胸辺りまでしかなかったのですが、今では並ぶくらいにまで成長しています。
◆番外編:童夢奇珍シリーズ
『原神』の公式グッズには、幼少期をテーマにしたと思われる「童夢奇珍」なるものがあります。グッズ向けゆえかイラストがデフォルメ化されているので、あくまで番外編として振り返ろうと思います。
■凝光
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璃月のトップも幼少期は年相応。まだ威厳を纏っていない、可愛らしい女の子です。この頃から「群玉閣」を夢見ていたのか、切り絵で表現して遊んでいた様子。実際に造り上げてしまうのだから凄い!
■甘雨
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仙人の甘雨にも幼少期はあった?容姿にそこまで変化はありませんが、言われてみれば少し幼く見えます。蒸しまんを爆食いするのも今の彼女からは考えられないところ……と思いきや、実は大食いエピソードの持ち主。昔は食欲旺盛で、毬のように丸々と太っていたといいます。
そのせいで魔神戦争中、甘雨を食べようとした巨獣が喉を詰まらせ、いともたやすく降伏したのだとか。甘雨にとっては恥ずべき過去であり、何が何でも体型を維持するために、今は普通の食事量を守っているそうです。
■ノエル
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ノエルは幼少期から美少女!特技のお菓子作りもすでに習得しているようで、オリジナル料理「ふわふわパンケーキ」の原形を見て取れます。この頃から気遣い精神の塊だったのか気になりますね。
■ディルック
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身なりからして良家のお坊ちゃま感を覚えます。アカツキワイナリー前でこうやって乗馬ごっこで遊んでいた日もあったのだと思うと、何だか微笑ましいですね。
とはいえ、将来は最年少で西風騎士団の騎兵隊隊長に抜擢される逸材なので、実は本人的に乗馬の訓練をしているのでは?とも思えてきます。
■ガイア
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幼少期から眼帯は装着済み。鳥を狩るべく遠距離で仕留められるパチンコを用意するあたり、頭脳プレイが得意なガイアらしさを感じます。
ちなみに、ガイアはディルックの父親に養子として引き取られたため、ディルックとは義兄弟の間柄になります。この頃から2人で一緒に遊んでいたのかもしれませんね。
■タルタリヤ
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タルタリヤは14歳の時に人生を変える体験に遭遇。今の性格もそこから形成されていったものであり、元々はただやんちゃだったと語られています。
童夢奇珍での幼少期もまだやんちゃなだけという感じ。風車を楽しそうに見せびらかす姿や、頬の絆創膏を見るに、元気いっぱいに子ども時代を過ごしていたのでしょう。
プレイアブルキャラたちの幼少期ですが、昔はこんなだったの!?と驚くものもあれば、あんな風に成長するのも納得!と頷けるものまで様々でした。各々のバックストーリーから「こんな幼少期を過ごしたのかも?」と想像するのも楽しいところ。今後も「アルハイゼン」や「夜蘭」など、意外なキャラの幼少期が出ないかと期待してしまいます。