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MSIが2023年4月に発売した「Summit E16 Flip A13Vシリーズ」は、ビジネス/クリエイティブ用途向けのノートPC。携行性の高いデザインはもちろん、ビジネスユースをサポートする360度フリップ機能やタッチ/ペン操作もこのシリーズの強みです。
そしてCPUには第13世代インテル Core i7 プロセッサー、グラフィックスではGeForce RTX 40 シリーズ Laptop GPUを搭載。3Dのモデリング/アニメーションなどのクリエイティブ作業も見越しているということで、ゲームプレイにも充分なスペックを備えています。
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ゲームプレイに充分なスペックを備えている……そんなPCが目の前にあれば、誰だって真っ先に人気タイトルをインストールして即座に起動したくなるに決まっています。それが例えビジネス用PCだろうとクリエイティブ用PCだろうと、「これってぶっちゃけ『原神』動くんかな?」「もしかして『ブルプロ』いけるんじゃないか?」と言った考えが脳裏をよぎっても、ハードコアゲーマーなら何ら不思議ではありません。
そんなわけで、Game*Spark編集部はMSIから送り届けられた「Summit-E16Flip-A13VFT-2103JP」に『原神』『崩壊:スターレイル』『BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)』の3タイトルをインストールしてゲームプレイでの快適さを検証! 360度フリップとタッチ/ペン操作、ゲームパッドを接続した上でのPCゲーミングでどれだけのパフォーマンスを発揮するかチェックしてみました。
「Summit E16 Flip A13Vシリーズ」公式サイトOS: Windows 11 Home
ディスプレイ:16インチ、WQXGA(2,560×1,600)、グレア、165Hz、ペンタッチ対応
CPU:インテル Core i7-1360P 12コア(4P+8E)16スレッド
メモリ:32GB LPDDR5 オンボードメモリ
GPU:NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(8GB GDDR6)
無線LAN:Wi-Fi 6E(11ax)、Bluetooth 5.3
キーボード:シングルカラーバックライト内蔵日本語キーボード
WEBカメラ:207万画素(顔認証機能対応、マイク内蔵)
ストレージ:1TB(M.2 NVMe)
I/Oポート:USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力、USB PD対応)×1 / USB3.2 Gen2 Type-C ×1 (USB PD、Alt Mode非対応) / USB3.2 Gen2 Type-A ×1 / HDMI ×1 / microSDカードリーダー (microSDXC対応) x1 / オーディオコンボジャック x1
バッテリー:リチウムイオン、81.7Whr、4セル / 最大10時間30分(JEITA 2.0)
本体サイズ:358×258.55×16.85mm
本体質量:2.1kg
まずは「Summit-E16Flip-A13VFT-2103JP」のスペックを見ていきましょう。MS OfficeやAdobe Creative Cloud関連のソフトウェアはもちろんサクサク動作。Webブラウジングや制作・編集に関わる作業はスタイラスペン「MSI Pen」と非常に好相性で、“タブレット以上の信頼感”と“一般的なノートPC以上の取り回しの良さ”を体感できます。
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16インチディスプレイ(アスペクト比 16:10、WQXGA)かつ本体質量2.1kgという携行性と視認性を兼ね備えた仕様で、キーボード部にはテンキーも搭載。Enterキー周辺はギュッと詰め込むようにデザインされていますが、右側のShiftキー&Ctrlキーが少し小さいこと以外にあまり違和感はありません。
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メモリは最大32GB、ストレージは最大1TB、I/OポートもUSB3.2 Gen2 Type-Cが2つ(うち1つはPD/Alt Mode対応)、USB Type-AとHDMIが搭載されていて、ノートPCとしては充分な仕様です。スマホや外部ハードへの給電にもポートを使いたい……という方は、USB Type-Aにハブを接続しておけば不便はないでしょう。
WEBカメラにおいては、カメラ周辺ではなくPCの本体側面にカメラON/OFFの物理スイッチを搭載。Fnキー+F6キーで内部的にカメラのON/OFFを切り替えられる点もなかなか便利です。
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「本物のペンのような書き心地」を実現したというスタイラスペン「MSI Pen」は、10mmホバープレビューや4,096段階の筆圧感度に対応し、Bluetoothで接続すればペン上部・側部のボタン機能も使用可能です。ディスプレイを開いた「テントモード」での操作に用いるのはもちろんとして、キーボード+トラックパッド操作を補助するように「MSI Pen」を使ってもかなりの利便性を感じられます。
まずは『原神』でゲームプレイの挙動をチェック
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テントモード+コントローラー(MSI FORCE GC30 V2)を使って『原神』を遊んでみます。グラフィックス設定は“高”で動作し、“クリエイター向け”を謳うだけあって快適。プレイしている感覚としては携帯ゲーム機をテーブルモードで遊ぶような体験に近いのですが、16インチ(WQXGA、2,560×1,600、165Hz)のグレアディスプレイということで、超絶気持ちよくプレイできます。
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「デスクの上にディスプレイやタブレットを置いて、パッドを使ってゲームを遊ぶ」という体験は、さして珍しくはありません。しかし先述したスペックの高さもあってグラフィックスと挙動はかなりリッチ。特に11インチ前後のタブレット+パッドでゲームを遊ぶユーザーには、ニーズに確実に“刺さる”ような迫力と快適さが感じられるでしょう。
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また、「MSI Pen」でのタッチ操作にも対応。ゲーム内部的にはパッド操作とマウス操作を切り替えつつ処理する形にはなりますが、ステータスやアイテムをチェックしたり、マップを見ながら次の目的地を考えたりしているときに「MSI Pen」の存在感がフィットします。
『崩壊:スターレイル』をじっくりプレイ。美麗アニメーションを16インチのテントモードで体感
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次は『崩壊:スターレイル』をプレイ。こちらは『原神』と比べるとアクション要素がほぼなく、マップ移動などを除けば「MSI Pen」を更に活かしながら遊べます。ペン自体は13.5gと軽量かつ、曲面・平面を兼ね備えたデザインで持ちやすい設計。「移動はパッド、それ以外はペン操作」という遊び方もアリです。
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もちろん『崩壊:スターレイル』でも動作は快適で、豊かなアニメーションをデスクやテーブルの上で“ちょうどいい迫力”で体感できます。当然ながらノートPCなのでブラウザ、Discordなどの他アプリの実行はもちろん、画面録画・映像編集も軽快な挙動で処理可能。それでいてタブレットのような操作性を味わえるのは、Summit E16 Flip A13Vシリーズの強みと言えます。
「Summit E16 Flip A13Vシリーズ」公式サイトオンラインアクションRPG『BLUE PROTOCOL』もキレイに動作!
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最後に、『BLUE PROTOCOL』を使って「Summit E16 Flip A13VFT-2103JP」のゲーミング性能を確かめます。本機は「インテル Core i7-1360P」「NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(8GB GDDR6)」、そしてメモリーは32GB(LPDDR5)を搭載しているというだけあって、やはりスムーズに動作。60fpsでのプレイングにも問題なく、「スケーリング解像度」は“150”で「表示距離」「アンチリエイリアシング」「ポストプロセス」などその他設定も最大の“4”でプレイできました。
オンラインRPGということで、プレイヤーが多く集まるエリアではごく僅かにカクツキを感じるシーンもありましたが、街並みや野外を駆け抜けての序盤プレイは軽快に楽しめます。
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なお、今回遊んだ3タイトルはすべて電源アダプターを接続した上で、内蔵アプリケーション「MSI Center」で“Gaming Mode”を立ち上げながら起動しています。今回試用したマシンは純粋なゲーミングPCではないため、キーボードのRGBライティングなどには対応していませんが、ゲームプレイ時は“Extreme Perfomanceモード”に自動で切り替わるようになっています。
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数時間ほどプレイしてみると本体裏面の上部に熱を持ち始めますが、肝心要となるキーボード&トラックパッド部分にはほとんど温かさを感じません。特にハイスペックノートPCは処理負荷の高いアプリケーションを使い続けることもあるので、「Dynamic Cooler Boost」採用によるこの放熱性&冷却性の高さは、ゲーマー/クリエイターにとってありがたいところでしょう。
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今回試用したMSIの「Summit E16 Flip A13Vシリーズ」はビジネス/クリエイティブユース向けのノートPCではありますが、ゲーマーにとっても魅力的な性能を備えたマシンでした。特に360度フリップとタッチ/ペン操作はタブレットPC的で取り回しも良く、一度味わったらなかなか忘れられないほど快適です。
ディスプレイ部が薄いこともあってか、取り回しも良い塩梅。タブレットを遥かに超えるスペックでありながらも、一般的なゲーミングノートPCと比べてカジュアルに使用できる一台です。
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本機で紹介したモデルはMSI STOREにて販売中。価格は324,800円(税込)です。本体ストレージを1TB SSDから2TB SSDに拡張したモデルもMSI STORE限定で販売されています。映像を始めとしたクリエイティブ作業でPCを使う方や取り回しの良さとスペックの高さの両方を求めるゲーマーは、どちらもチェックしてみてはいかがでしょうか!
「Summit E16 Flip A13Vシリーズ」公式サイトまた、CPU「第12世代インテル Core i5」でGPUに「GeForce RTX 3050 Laptop GPU」を搭載した前世代モデルは、Amazon.co.jpにて18万円切りという価格で販売中。よりカジュアルにゲームやクリエイティブ作業を行うなら、こちらもおすすめのモデルです!
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