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9月21日から24日まで開催中の「東京ゲームショウ 2023」。この記事では海外ゲームを日本で発売するパブリッシャー「BEEP」のブースと、試遊タイトルをまとめてレポートします。まず目につくのはかなり豪華な『Atomic Heart』のフォトブース。本編で印象的だった「双子」の等身大の人形が置いてあります。真ん中にはDLCである『Annihilation Instinct』のキーアートがドカン。かなりかっこいいので写真を撮りたくなりますね。
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続いて試遊に移っていきます。まず最初に遊ぶのは『UNDYING』。すでにSteamでは早期アクセスが開始していますが、2024年春にはスイッチ版を含むリリースになるとのこと。ゾンビに噛まれてしまった母として、ゾンビになる前に息子に生き延びるスキルを与えなければならない……という、かなりハードかつ興味深い設定です。映画などでは「死期を悟った人間が肉親や社会に対してなにかを残そうと奮闘する」というモチーフをしばしば見かけることがありますが、ビデオゲームではけっこう新しい設定なのではないでしょうか。特に、自分が死にかけてる側ならなおさらです。
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ゲーム本編はサバイバルクラフト要素のあるアクションRPGで、息子のことを常に気にかけなければならないあたりが独特のプレイフィールになっています。現状は翻訳品質が安定しないところもありますが、春の発売までに更にブラッシュアップされるとのことで、かなり期待できますね。Steam版が気になっていた方は、2024年の春まで待てば快適な状態でプレイできそうです。試遊ではちょこっとしか遊べなかったのでゾンビと遭遇することもありませんでしたが、プレイ動画を見る限り、大量のゾンビに囲まれるようなスリリングなシチュエーションも登場するようです。
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次に遊ぶのは『Devil Engine』。こちらもすでにSteamでは発売中のタイトルですが、DLCである『IGNITION』を含む『Devil Engine: Complete Edition』がPS4/PS5/スイッチ向けに発売されます(PS5/スイッチはパッケージ版も発売)。
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こちらは詳細なドット絵が特徴的な横スクロールシューティングゲーム。Steamストアページでは「32ビット時代の名作STGから大きな影響を受けており~」と説明されていますが、3Dゲームが流行り始める前の時代の“めちゃくちゃ細かくてきれいなドット絵”が再現されている感じがたまらないです。筆者は普段スクロール方向問わずSTGをほぼプレイしませんが、久々にやると原始的な楽しさに溢れておりびっくりします。ジャンルのファンにはかなり刺さりそうな雰囲気ですし、コンソールで遊ぶと映えそうですね。
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お次は『LISA: The Definitive Edition』。こちらもすでに発売中のタイトルですが、公式で日本語化され、PS4/PS5/スイッチ向けに登場します。本編『LISA: The Painful』とそのDLCかつ完結編である『LISA: The Joyful』が含まれる完全版となっています。
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『LISA』はすでにカルト的な人気を誇っているタイトルであるため、公式に日本語で遊べるということがなによりも嬉しいです。2Dプラットフォーマーのような横視点が独特のロールプレイングゲームで、ユーモラスでありながら異様な世界観とシリアスなストーリーを持っているとのこと。個人的には、こういう作品を見るといい意味で「いかにもインディーゲームっぽい」と感じます。メジャーなゲームに飽き、独特の視点をもった変わったゲームをプレイしたいコアなゲーマーであればまず間違いなく注目しておくべきタイトルでしょう。
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続いて『Decarnation』。こちらも既にSteam発売済みとはいえ未日本語化のタイトルですから、日本語版が遊べるだけでかなり価値が高いです。ドット絵でストーリー重視のアドベンチャーゲームのようで、キーアートなど、そこかしこにおどろおどろしい雰囲気があります。
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試遊なので冒頭の一部しか遊ぶことができませんでしたが、筆者としては今回遊んだ中で最も気になるタイトルとなりました。主人公のグロリアが彫像のヌードモデルをした後、壮絶に嫌な体験をするところから物語が開始します。先が気になりますが、作品の雰囲気をみるかぎりキモい描写満載のサイコホラーとして展開していくのではないでしょうか。こちらは秋に(ということはそろそろですね)スイッチ版とPC版の配信が予定されています。これめっちゃやりたいです!
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最後に紹介するのは『スレイブ ゼロ X』です。こちらは未発売のタイトルで、『Slave Zero』という作品の世界を舞台にした横スクロールアクションゲームです。キーディスプレイが表示されるトレーニングモードが搭載されるなど、格闘ゲームっぽいプレイ感を持っているところが特徴です。
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3Dと2Dを融合した独特のグラフィックスが初代PlayStation/セガサターン期を彷彿とさせ、懐かしい感じで非常にかっこいいです。アートスタイルもどことなく日本の漫画やアニメのような雰囲気があります。アクションは非常に爽快でしたが試遊の段階では同じ敵と戦う場面が多かったため、製品版でどのようなバリエーションを見せてくれるのか楽しみです。
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ということで、「BEEP」のブースは期待作や人気作の日本語化を中心とした盛りだくさんな内容でした。コアなインディーゲームがお好きな方は「BEEP」から日本向けにパブリッシングされるゲームから目を離せないですね!
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