今年5月発売の『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にあわせてニンテンドーオーストラリアが公開した一本のCMが、日本国内で話題を呼びました。その続編にあたるCMが、10月4日に公開されています。
◆疲れ切った日常が色を取り戻す
前回のCMは、どこか日常に色がなく浮かない顔をした中年男性の日常が、『ゼルダの伝説 ティアキン』のプレイを機に彩りを取り戻すという内容です。
日本のAmazonに投稿された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のレビュー「いつもと同じつまらない景色が違ってみえる。 (amazon.co.jp) 」がモチーフとも言われています。
今回公開された続編では、同じ男性がパートナーとみられる女性と同じソファに腰かけて『ゼルダの伝説 ティアキン』をプレイ。男性はウルトラハンドを使ったオブジェクト作成がやや苦手なようで、奥さんがアドバイスしている様子が描かれています。
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別の日にシーンは変わり、男性がいつもようにコントローラーを手にすると、横には新たなニンテンドースイッチを持った奥さんの姿が。思わず男性も「NICE」の一言。奥さんの華麗なプレイに微笑み合う二人でした。
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また、キッチンに飾られた写真が増えていたりと、細かな演出にも心配りを感じます。
なお、発売から5ヶ月経っても男性のリンクがあまり良い装備を持っていないことについて海外メディア(Polygon)は、「現実世界では、疲れた中年男性は週に約30分ずつしかゲームをプレイすることができないことを示している」とジョークを述べています。
無邪気な子供のように言葉を多く交わすこともない夫婦は、前作同様に一貫して落ち着いた情景を示し、大人向けのCMであることがわかります。あの頃のように毎日夜更かしして何時間もゲームに没頭することはできずとも、大切な人と同じ冒険を共有することは、人生にささやかな彩りを与えてくれるのです。
『ゼルダの伝説 ティアキン』は、ニンテンドースイッチ向けに発売中です。