2年以上も購入しにくかったPS5が、2023年頃にようやく誰でもすぐに買えるようになりました。それから1年以上が経過した今、PS5の普及も進み、対応ソフトの数も日ごとに増えています。このタイミングで本体を購入したユーザーも多いことでしょう。
しかしゲームに熱中していると、人によってはコントローラーに関する問題と出くわすことがあります。PS5のコントローラー「DualSense」も例外ではありませんし、他のコントローラーとは事情が異なる一面も存在します。
果たしてDualSenseはどんな問題を抱える可能性を持っているのか。また、少しでもお得に買い換えるにはどうすればいいのか。普及が進む今だからこそ、DualSenseと改めて向き合ってみましょう。
■現行機でも「故障」と無縁ではない
ゲームハードの向上に合わせ、コントローラーの性能も高まっており、様々な新機能が加わっています。DualSenseの場合は、豊かな振動で臨場感を増す「ハプティックフィードバック」や、ゲーム内のアクションを手応えで体感できる「アダプティブトリガー」などが特徴的です。
しかし、機器である以上故障はつきもの。これはDualSenseに限った話ではありませんが、性能が高まるほどデリケートになるので、思わぬ不具合が発生してもおかしくありません。特に、アナログスティックの摩耗や不調で発生する「ドリフト問題」は、快適なゲームプレイを阻む深刻な症状です。
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触っていないのに入力が判定されてしまうドリフト問題は、あらゆるゲームの敵と言っても過言ではないでしょう。DualSenseだけでなく、ニンテンドースイッチのJoy-ConやProコントローラーで発生する場合もあり、被害を受けた人の声はSNSなどでもよく見かけます。
「壊れたのなら修理すればいい」という意見は正論ですが、保証期間が過ぎていると当然費用がかかります。修理費用はケースバイケースなので一概にいくらとは言えませんが、PlayStationサポートで公開されている修理の参考料金を見ると、「DualSense ワイヤレスコントローラーの修理/交換 7,480円(税込)」と記されています。
これはあくまで参考料金に過ぎず、「実際の修理料金とは異なる場合があります」といった表記もあるものの、修理に出すのを躊躇してしまっても無理はありません。