ニンテンドースイッチ2が正式に発表され、その続報や今後の展開への期待が高まりを見せています。特に、「あの作品がスイッチ2に出て欲しい」「最新のゲーム機でシリーズ最新作を遊びたい」といった声が多く、Xではいくつものタイトルがトレンドになりました。
もちろん、名前が挙がりやすい有名な作品もいいものです。しかし、かつてブームとなったが最近動きのないものや、カジュアル層には届かなかったけど面白いシリーズなども、この機会に再度注目したいところです。
任天堂がリリースしている作品の中にも、待望するファンが多いのに近年活躍がないシリーズが少なくありません。スイッチ2で復活して欲しい、任天堂のちょっとコアなシリーズ作品をどうぞご覧ください。
■『MOTHER』シリーズ
1989年に始まった『MOTHER』シリーズは、ユニークな彩りで覆いながらも幼い頃の冒険心を丁寧に描き、RPGの新境地を切り開きました。
ファミコン向けの1作目にはじまり、『MOTHER2 ギーグの逆襲』、『MOTHER1+2』とシリーズ作を重ねましたが、2006年発売の『MOTHER3』を最後にゲーム展開は沈黙し、19年近い時が流れています。
今の技術で『MOTHER』の最新作が作られたら、果たしてどんな作品になるのか。想像もつかないだけに、その実物を見てみたい気持ちは隠せません。
■『スターフォックス』シリーズ
スーパーファミコン向けに登場した『スターフォックス』で、3DSTGを初めて体験したユーザーが続出しました。3DSTG自体は以前にもありましたが、ハードルが高い印象もあり、手を出しそびれていた人も少なくなかったのです。
そんな折にリリースされた『スターフォックス』は、SF感を盛り込みつつも動物モチーフのデザインで間口を広くし、馴染みやすい操作性やステージ構成の緩急など、完成度の高さでユーザーを魅了しました。
しかし作品単体での展開は、2016年発売の『スターフォックス ゼロ』が今のところ最後の作品です。また、収録作としては『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』で遊べる『スターフォックス2』が2017年に登場しているものの、ここから数えても8年近く動きがないまま。
スイッチ2で向上するであろう性能の恩恵を受けやすいジャンルなので、『スターフォックス』シリーズの展開も期待したいものです。
■『F-ZERO』シリーズ
スイッチ2の正式発表と同時に、『マリオカート』と思われる映像も飛び出し、大きな注目を集めました。しかし、任天堂が誇るレースゲームは『マリオカート』だけではありません。スイッチ2に合わせて、『F-ZERO』シリーズの完全新作も拝みたいものです。
しかも、1作目の『F-ZERO』が発売されたのは1990年なので、1992年発売の『スーパーマリオカート』よりも先輩にあたります。ジャンルは同じでも、ハイスピードな自機を操り、テクニカルなコースを駆け抜ける快感は、本シリーズならでは。圧倒的なスピード感に酔いしれる感覚が病みつきになります。
シリーズ作は様々なプラットフォームに進出しており、なんと2023年には『F-ZERO 99』というオンライン対戦のゲームが登場しました。しかし、そちらは初代をベースにした別バージョンともいえる作品なので、完全新作として考えると2004年の『F-ZERO CLIMAX』が最後。21年ぶりの新展開がスイッチ2に訪れることを、切に願います。