海外ゲームサイトEDGE-ONLINEが報じるところによると、ワーナーミュージックのEdgar Bronfmanは、音楽ゲームからの著作権料を「わずかである」とした上で「音楽ゲームは曲に依存しているものであり、現在よりも多くの著作権料を請求することができる」とコメント。これに対してアクティビジョン ブリザードはゲームに使用されている曲のダウンロード数が増えているとして「音楽ゲームが既存の曲に新たな価値を加える」と反論。「12歳の子供はスティーブン・タイラーが誰であるか、エアロスミスが何であるか知らないだろう」「多くの消費者は、演奏する時の楽しさでゲームを買っている」とする考え方を明らかにしているとのことです。
音楽ゲームで重要になるのは、曲自体の価値であるのか、それとも曲を演奏するというゲーム部分なのか。『ギターヒーロー』の大ヒットは、海外のゲーム業界と音楽業界に蜜月をもたらしたかに見えましたが、両者の見解の相違が意外なところで明らかになったといえるでしょう。