『MAG』は同じく現代戦ミリタリーFPSで、海外で大ヒットを記録した『SOCOM』シリーズの開発元として知られる、Zipper Interactiveが開発中のタイトルです。公式サイトにはトレーラー以外の情報がありませんが、昨年のSCEAメディアブリーフィングでは、1分隊が8名で構成され、戦績に応じて経験値が付与され、チームリーダーが選出されるシステムもあると紹介されました。エキスポでも8名のチームで、オンライン上の別のチームと対戦するデモが楽しめました。
順番が来て試遊台の前に座ると、マイク付きのヘッドセットが渡されます。ボイスチャットによるオンラインFPS体験は『SOCOM』シリーズからの伝統。この手のチームワークが必要なリアルタイムアクションは、声でやりとりしながら、どっぷり楽しみたいものです。ローディングが終わると、ベースがわりのヘリコプターから出撃! 操作系はL3スティックで移動、R3スティックで照準という標準的なもので、R1ボタンで射撃、L1ボタンで武器交換できるほか、回復剤の注射もできます。
ともあれ画面上の敵兵を探して移動します。右上にマップが表示されるほか、遠方でも画面上に敵アイコンが表示されるのは親切です。ところが文字通り、3歩進んだところで、バスっと狙撃されてしまいました。忘れてましたがこのゲーム、匍匐前進もできるので、見晴らしの良い場所では必須みたい。これに限らず、ゲームバランスが比較的リアル系にふってある感じで、サクサクとキャラクターが死ぬところが印象的でした。やはり戦場では、兵士の命は紙切れより軽いのでしょうか?
というわけで立ち、しゃがみ、伏せ、ジャンプ、走りなどを駆使しながら、何度となく名誉の戦死をとげつつ、戦場に復帰すること十数回。ようやくゲームのコツがつかめてきて、敵チームのキャラクターを倒せるようにまでなってきました。敵兵を倒すと経験値が5ポイントずつ溜まっていきます。戦場には走行車両や歩兵戦車もあり、これらに乗り込んで大暴れすることも可能です。ただし筆者は、うっかり敵の走行車両に乗り込もうとして、スタッフから説明を受ける始末。敵の車両を奪うことはできないようでした。
海外は今秋、国内での発売は未定で、公式サイトのリージョン選択メニューでは「日本」も選べない状況ですが、やはり256名同時対戦というのは技術的に驚異。オンラインFPSのベンチマークとなるタイトルだけに、日本版の発売も期待したいところです。
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