「首領蜂」は弾幕系シューティングゲームの元祖とも言われるシリーズで、1995年にケイブが開発、アトラスから発売されました。それに続く「怒首領蜂」も同様で、業務用でリリースされたほか、家庭用ゲーム機でも展開されています。問題となった『怒首領蜂 大往生 ブラックレーベルEXTRA』はXbox 360への移植として、5pb.が発売元となり、アクアシステムが開発を担当しました。
アリカの三原一郎副社長のブログによれば、ソースコードの盗用があったのではないかと確信したのは今年3月のことで、当初はPS2版と同様の仕様が多数見つかったため、PS2版のデータをエミュレーションしているのではないかと考え、5pb.に問い合わせたところ、開発元がPS2のソースコードを盗用して開発を行ったことを認めたとのこと。
不具合から出荷停止となり未だ修正版が提供されてない『怒首領蜂 大往生 ブラックレーベルEXTRA』ですが、根本の原因は今回公表された内容にありそうです。これに関しては、事実を公表し謝罪するという5pb.の姿勢を受け、アリカの三原氏自らが修正版を担当するとブログで宣言しています。
また、同じく5pb.が発売予定にしているXbox 360向け『ケツイ 〜絆地獄たち〜 EXTRA』も同様の事態を防ぐため、発売を延期し、クオリティアップに努め、オリジナルを担当したアリカの浅田氏が監修を行うとしています。