IGNに掲載された『マリオカートGC(ダブルダッシュ)』のインプレッションです。今回もあまり評判は良くないみたいです。任天堂ゲーマーズサミット版です。元記者はIGNのFran Mirabella III氏。
任天堂のE3デモはほぼ同じ状態で再びゲーマーズサミットで展示されました。ただ単にあまり混んでいない場所でもう一度プレスに遊んで貰いたいと思ったのでしょうか、進歩の無いものを見せるのは無意味です。しかし私はIGNの読者に捧げる為にもう一度遊んできました。2ヶ月前私は何を見逃していたのでしょうか。
答えはNO。私はまた同じ感想を繰り返します。遅い、これに尽きます。他の業界の仲間からも同じようなコメントが聞かれたのでこれは私だけの感想ではないでしょう。もう一度150ccになっているか確かめた程です。期待を込めて、私はライトがグリーンに変わった時、猛ダッシュが出来るだろうと思いました。しかし希望が崖から落ちたように急降下するのに時間はかかりませんでした。2年間開発を続けている開発チームは何をユーザーがシリーズに求めているのか理解していないように思えます。
マリオカートはもっとペースの速いゲームだった筈です。今回もアイテムが登場しますが、とてもスピードが遅いために簡単にアイテムを取ることが出来ます。もしこのスピードのまま製品版が発売されたなら、日曜日の朝はゲームをするより近くの教会にでも行った方が有意義な選択かもしれません。
良いのはまだ任天堂がアイデアを重視しているという点です。巨大ワンワンのパワーアップアイテムはカートの前に付いて他のカートに噛み付いたりしてくれます。その際スピードもアップします。私はこのような面白いアイデアのアイテムが他にもある事を望みます。
また、幾つかのいんちきなカートが変更される事を望みます。カートが個性を持っているのはいいですが、デザイナーは少し調子に乗ったように思えます。カートの形を保つようにして欲しいです。
私達は年末までに任天堂がもっと磨き上げたプロダクトを完成させることを望みます。2つのアイテムを持つことが出来て、前後のキャラクターが入れ替われるというのは面白いアイデアです。しかし、その他の部分はあまり良くありません。
8人のLAN対戦、キャラクターの豪華さ、そして歴史、マリオカートは今年の最良のゲームキューブタイトルになるべきゲームです。私はIGNのオフィスでそうなるよう祈っておきます。マリオへ・・・私達があなたを愛し、何年間も遊べるようなレースゲームになる事を望んでいる事に気付いてください。もし君がもう少し時間を必要とするなら私達は喜んで2004年までも待ちましょう。しかし最良のレースゲームである事は止めないで下さい。
《土本学》
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