---なるほど〜、つねに確率を考えないといけないわけですね。次は『5索』をツモりました。
「さあ、なにを切りましょう?」
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---う〜ん、そのまま見た目では、『2萬』を切っていいように思いますけど、『3索』でもいいように思います。
「そうかなぁ? たしかに『3索』は、直接どこにもくっついてないように見えるけど、もし次に『4索』をツモったら、どうなる?」
---あっ! 5索とくっついて『3・4・5索』で1メンツになりますね。
「そうそう。こういう形を『間張』(かんちゃん)っていうの。『4・5』とか『6・7』とかの『両面』(りゃんめん)に比べると、確率は低いけど、メンツになるかもしれないから、見落とさないようにね。他にも間張がないかな?」
---大丈夫です!『6・8索』も間張ですね?
「正解〜♪。だけど、実はもう1つ間張があるの。9筒が2枚揃ってるから見落としそうだけど、『7・9筒』の間張が隠れているのよね」
---本当だ〜。こ、これは気づきませんでした。
「牌が入り組んでくると、間張は見落としやすいから気をつけてね。とりあえずここで切るのは『2萬』がいいでしょう。次に進みましょう」
---今度は『8索』をツモりました。あれれ、同じ牌がたくさんになってきました。
「うーん、なかなか面白い形になってきたわねえ」
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---ぜんぜんわかりません……。やっぱり『3索』? それとも間張を崩さないように『8索』?
「いちおう“役”は考えないってことにしてましたけど、こういうふうに、同じ牌2枚ずつばかりで作る役に“七対子”(ちーといつ)って役があるの。この手牌は七対子の可能性が出てきたわねえ。上級者はちゃんと役を考えながら牌を選択するの。さて、計算は難しくなるので説明は省略するけど、ここでは『3索』を切るのがよさそうね」
---了解です。『3索』切ります! ツモります! 『8筒』です!
「さっき説明した『7・9筒』の間張を、見事にツモったわね」
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---どんどん複雑になってきました〜。
「この手牌は、縦にも横にも伸びてて、かなり選択が難しくなってきたけど、今日のテーマは手作りよりテンパイ重視だから、縦に伸ばすのを基本にしましょう。だからここでは、七対子は見送ることにして、『9筒』を切ります。こうすることで『5・6・7・8・9筒』が残りますよね。つまり『5・6萬』の両面待ちと、『7・8・9筒』の1メンツが残る形になります」
---ただ効率だけじゃなくて、役や残る形も考えるんですね。次のツモは、『7筒』です!
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「有効牌ね。ちょうど残した『5・6萬』の両面待ちにくっついたよ!」
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手がどんどんキレイになってきて、嬉しいです。でも、これもまた何を切ったらいいか、迷いますね……。
「ではここで、一度原点に戻りましょうか。作らないといけないのは『4メンツ1雀頭』でしょう。いまの状態は?」
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---えーと、筒子で2メンツあって、2枚セットが3組あるから『2メンツ3雀頭』です。
「雀頭候補が多すぎ、というわけね。だから、せっかく揃っている2枚組だけど、『8索』『東』『西』のどれかを捨てちゃいましょう」
---なんか、もったいない〜。『5索』や『6索』じゃダメですか?
「ここで確率計算だけど、『5・6索』の並びがメンツになるには『4索』か『7索』を引かなきゃいけない。つまり、残り8枚のチャンスがあるわけ。でもそれに対して、『8・8索』がメンツになるには『8索』を引かなきゃいけない。ところが『8索』そのものは、すでに手元に2枚ある。だから残りはたった2枚しかない。つまり4分の1しかメンツになるチャンスがないの」
---あ〜、ぜんぜん確率が違うんですね。
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「これは『東』も『西』も同じ。だから、ここで切るのは『8索』『東』『西』のどれかなの」
◆麻雀は4人でやってるのを忘れてた? 他の人の捨牌や気配に注意!?