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ブースにはポルシェが! 主人公のクルマ? |
―――新作の特長は?
ダレン氏:ハイウェイバトルモードの復活とヒロイックドライブエンジンです。ハイウェイバトルとは、他のクルマがいる状況でレースをするスタイルです。コースを締め切ってレースカーだけ、という状態とは違い、突然進路を塞ぐクルマがいたり、カーブの影にクルマがいたり。だからドライバーはとっさの判断が必要になります。でも、ジェットコースターに乗っているようなスリルがあります。
ヒロイックドライブエンジンによって、プレイヤーはハリウッド映画のようなドライブアクションができます。そう、今回のNFSは、クルマの挙動の一部を誇張していて、リアルなカーシミュレーターではないんです。アクションが楽しくなるように演出されています。例えば、スリップしたときに「クルマを180度ターンや360度ターンさせて進路を取り戻す」という操作がやりやすい。実際のクルマだったらタイヤの摩擦が大きいから、斜めの位置で停まってしまうでしょう。
それから、クルマの挙動と関連しますが、前作では4種類のチューニング項目しかなかったけれど、今回は400種類のチューニングができます。クルマの挙動をプレーヤーが調節できるわけです。
―――とてもきれいな映像だし、クルマが壊れていくところも描写が細かいですね。物理エンジンは新作ですか? バージョンアップですか?
ダレン氏:ブランニュー(新作)です。物理エンジンはまったく新しい。ただし、ゲーム全体のエンジンはファインチューンに留まっています。
―――前作のいいところは残す、ということかな。ところで、ゲームに登場するクルマは実在の車種だそうですね。クルマが壊れるゲームだと、クルマメーカーからは「やめてくれ」と言われませんか?
ダレン氏:それは大丈夫。過去2年間にわたって、各クルマメーカーさんとは親密に話し合いを続けてきた。派手なアクションでクルマが壊れるのは当たり前のことだから、そこは理解してもらえた。ただし、ダメージを受けるところと、受けないところの線引きはあります。具体的には、運転をしている人間がダメージを受けるような壊れ方はしないように作っています。
―――ストーリーモードが楽しみです。あなたの言葉でストーリーモードの魅力を説明してください
ダレン氏:ゲームタイトルの「アンダーカバー」は潜入捜査官と言う意味です。主人公は潜入捜査官として、女性の捜査官の指令でミッションをクリアしていきます。公道レースに参加しろとかね。だからパトカーに追われることもある。潜入捜査官だから、身分を明かすわけには行かない。逃げ切らなくちゃいけない。
ドラマシーンでは、プレイヤーの上司の女性捜査官を、人気女優のマギー・Qさんが演じています。彼女は映画の「ミッション・インポッシブル3」や「ダイ・ハード4.0」などの映画に出演しているから、日本の皆さんも知っていると思うよ。
―――美人捜査官の依頼なら、どんな危険なミッションもやってみせる! そんな気持ちになるのかもしれないですね。もしかして、ミッションが進むとマギーが扮するチェイス・リンとロマンスがあるかも?
ダレン氏:アハハ、たぶんないと思うよ。
―――そう? プレイヤーは彼女の信頼を得るだろうから、それをどう受け止めるかはプレイヤーしだいって気もするけれど
ダレン氏:(笑)
―――最後のお願いです。日本のプレーヤーにメッセージを
ダレン氏:今回の「ニード・フォー・スピード・アンダーカバー」のテーマは「カムズ・バック」なんだ。ハイウェイバトルの復活もそうだし、警察アクションの面白さをもう一度って意味もある。ぜひ、遊んでみて確かめてください。
―――どうもありがとうございました
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パトカーにぶつけると高ポイント! |
さて、インタビューのあと、試遊スペースで遊んでみました。プレイモードはとにかく走り回り、他の車にクラッシュさせて損害を与えるというルールです。15000ドルでミッションクリア、一般車よりもパトカーに当てたほうが高ポイント。でも動けなくなると捕まってしまう。説明員の人に「とにかく悪いことをしてください!」と言われてぶつけまくりです。景色の描写もきれいだから視野が自然で目が泳がない。残念ながら、損害額があと2000ドル足りなくてミッション失敗。だれどこのルールは爽快でした。PS3、Xbox360、Wii、PS2、PSP、PC(Windows)といろんな機種に対応してくれるのも嬉しい限り。12月の発売が楽しみです。