禁猟期の狩猟は動物の死体が放置されることが多いが、これは肉などを求める生活のためのものではなく、スリルのためだけに行われる「スリルキル」である。「スリルキル」と「道徳的な狩猟」は異なるものであるが、世間はそれを同一視してしまう。
こうした残虐行為の多くは15〜22歳の「ビデオゲーム・ジェネレーション」によってなされている。Craig A. Anderson教授は、攻撃的な青年はビデオゲームの影響を受けてより攻撃性を発揮するとの説を発表しており、暴力的なゲームから影響を受けた子供達はゲーム感覚で禁猟期に動物を撃って笑って逃げるだろう。ビデオゲームによる「スリルキル」のトレンドが「我らの四本足の友人」から人間へと移るのも遠くないだろう……とするのがAmerican Spectator誌でのBill Croke氏の主張。
既にAmerican Spectator誌にはかなりの反論が寄せられており、今後の展開が注目されるところです。