この3D液晶ディスプレイは、通常の液晶ディスプレイに縦じま状の光学視差バリアを設けて光の進行方向を制御し、左右の眼に届く光の視差を応用し、立体表示させる視差バリア方式を採用。従来は3D切り替え時の表示品位が低いことが課題でしたが、CGシリコン技術の進化や視差バリアの最適化により、従来比2倍の輝度とクロストークの大幅な低減を実現しています。さらにモジュールの厚みは、従来の2Dタイプと同等となっているそうです。加えて、縦でも横でも3D表示が可能です。
これらの特徴はいずれも「ニンテンドー3DS」に求められるであろうスペックを満たすものとなっています。
従来品 | 開発品 | 従来との違い | |
画面サイズ | 2.4型 | 3.4型 | - |
画素数 | QVGA (240×320ドット) | FWVGA (480×854ドット) | 縦横ともに 約2倍 |
輝度(2D時) | 250cd/m2 | 500cd/m2 | 約2倍 |
コントラスト比 | 100:1 | 1000:1 | 約10倍 |
タッチパネル機能 | なし | あり/なし | - |