『HELLGATE』はロンドンに侵攻してきた悪魔と戦うMORPG。重火器や魔法が入り乱れるアクション性のある戦闘とパーティを組んでの多人数プレイ、良質アイテムを求めてのトレジャーハンティングが魅力。旧『HELLGATE』は遊べば遊ぶほど深い、いい意味で中毒性のあるゲームとなっていました。新『HELLGATE』はゲームの根幹はそのままに多数の改善が行われ、新コンテンツ「拠点防衛戦」などが追加されています。
驚かされるのはキャラクターグラフィックの変化。これまでは“純・洋ゲー”的なフェイスばかりだったのが、日本人にも受け入れられそうなフェイスが追加、さらにプロポーションも全体的に修正されたことでよりスマートなキャラクターとなっています。
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もちろん、旧来のフェイスもありますので、日本ゲームのような美女・イケメンにするか、洋ゲーライクなキャラクターを作るかはお好み次第。今後はキャラクターの見た目のみを変える「キャラクターアバター」が世界観を損なわない方向で追加予定とのことで、期待が広がります。
戦闘は簡単に言えば「RPG+アクション」。単にクリックするだけではなく、走って相手の攻撃を回避したり、適切にスキルを使ったりといった部分が重要です。
銃で相手を狙撃する「マークスマン」、悪魔を呼び出して使役する「サモナー」、支援メカと共に戦う「エンジニア」、必殺の剣技で敵を殲滅する「ブレードマスター」といった個性豊かな職業が登場。手榴弾や支援攻撃といったメカニカルな攻撃から、敵の死体から体力を吸い上げるようなオカルティックな魔術まで、様々な技が炸裂します。
ゲーム導入部分も旧来のものから修正が加えられており、レンタルされた超強力な装備で無理なくゲームに慣れられるという仕様。アクション性のある内容だけに、こういった配慮は嬉しいところです。
日本独自のコンテンツである「拠点防衛戦」に5人で出撃することにします。
「拠点防衛戦」は攻め寄せてくる悪魔から4つの塔を守り抜くというミッション。
悪魔を倒してチケットを手に入れると参加可能で、パーティの人数が多ければ多いほど有利になります。
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これは本作のプロデューサー中尾圭吾氏によれば、「トレジャーハンティングを強化するための要素」とのこと。
「全員がヒーローで、人類の火力VS悪魔の火力のどちらが勝つかという戦いになっています。敵味方入り乱れるというよりは防衛ラインの引き合いに近いところがありますね」(中尾氏)
制限時間は20分。5人のパーティは最初こそ軽快に悪魔を倒していくものの、5分を過ぎた辺りから押し寄せる悪魔に徐々に押され気味に。苦戦しつつも何度かの襲撃を退けることに成功しましたが、ついに塔が1つ破壊されてしまい、敵がパワーアップしてしまいます。こちらも敵の密集地帯に手榴弾など範囲攻撃系のスキルで応戦しますが、接近戦メンバーの損耗が拡大。ついに2つめの塔が倒れ、画面上は無数の悪魔に埋め尽くされます。お互いに声を掛け合い、肩を寄せ合うようにして戦いますが、悪魔の群れに残る塔が蹂躙され、あえなくミッション失敗となりました。
人数が多いほど有利という集団戦コンテンツだけに、協力しながらの戦いは心地よいものがありました。大量の悪魔を倒すと無数のアイテムが出現するのも爽快で、「『HELLGATEの心臓』(中尾氏)ともいえるトレジャーハンティングを存分に楽しめるコンテンツに仕上がっていました。
なお『HELLGATE』は10月15日より待望のクローズドβテスト(正式サービス開始前に、人数を限定して行うテストプレイ)の募集がスタート。テスト自体は11月にスタートする予定です。
クローズドβテストでは「拠点防衛戦」に加え、「己の限界に挑む」形の新規ダンジョンが登場予定となっていますので、興味のある方は応募してみるのも面白いのではないでしょうか。