『ゼルダの伝説 時のオカリナ3D』が発売され、一時的欲求そっちのけで楽しむ日々が続いております。気がついたらひどい肌荒れ・・・。ごはんと睡眠、大事ですね。
さてさて、今回はニンテンドー3DSダウンロードソフト『ミステリーP.I.~消えたフィルム~』についてレビューさせていただきます。
たまには「ハッと息飲む謎解きアクション」ではなくて、純粋な謎解き要素を投入したい!と思い、本作をチェックしたのですが・・・、説明を読むと「現場の証拠品を探し出していく、アイテム探索ゲーム」とあります。聞き込みしたり現場検証したり・・・というわけではないようです。というわけで早速プレイ!
■初心者ですから・・・「イージー」でスタート
ゲーム開始後、まず解放されているのは「イージー」と「ノーマル」です。「ノーマル」はタイムリミットがあるので、とりあえず「イージー」を選択。
プレイヤーは私立探偵アンリ・クリスタルになって、消えた映画フィルムの謎を追っていきます。合計8つの章(チャプター)からなり、それぞれ「ストーリーシーン」「探索シーン」「パズルシーン」で構成されています。
■これが・・・証拠品・・・!?
「探索シーン」では、指定されたアイテムを画面の中から見つけだしていきます。探すべきアイテムは8つ。雑多に置かれた物の中から見つけ出して、画面タッチで得点ゲット。連続して指定アイテムをタッチするとスピードボーナスがもらえます。
探索する場所はハリウッドの映画業界に関係する場所がメイン。ちょっとセレブなお部屋だったり、リムジンが停まりそうなレセプション会場だったりするのですが、なぜか指定アイテムが「かたつむり」だったり「すり鉢とすりこぎ」だったり「ハエ」だったりして、かなりシュール。
■高得点を狙うにはそれなりのやり込みが必要
その場にありえない物なら当然見つけやすい・・・と思ってやってみたら、これが意外とむずかしい!背景にうまく同化していたり、大きさの比率が実物と異なったり、壁紙の模様だったり、パッと見ただけではわからない、いやらし~い仕様になっています。
得点がマイナスになってしまうけど、どうしてもわからない時は「ヒント」を使用することも可能です。思ったより簡単なところにあったりして、私の目は節穴か・・・とかなり悔しい気分にさせられます。
でもこの悔しさが「次はもっと早くクリアしてやる!」という気にさせる要素なのでしょう。「パズルシーン」の絵合わせパズルも章が進むにつれ難しくなってきます。高評価を狙うにはそこそこのやり込みが必要です。
ちなみに、「適当にタッチすればどれかには当たるだろう」と思って無造作にタッチしたら減点されてしまいました・・・とほほ。
■空いた時間に脳トレ感覚で
というわけで、アイテムはストーリーにまったく関係ないものなのですが、それでも主人公の推理は進んでいきます。私立探偵アンリ・クリスタル、これらの証拠品で何を掴んだの?このシュール感に俄然興味が尽きません。
3D要素はあまり活かされていませんが、従来通り、タッチパネルの楽しさを活かした作品です。「ノーマル」をクリアすると「フリー探索モード」がプレイできるようになるので、空いた時間に軽い脳トレ感覚で楽しめます。
『ミステリーP.I.~消えたフィルム~』は、500円にて好評配信中です。
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■著者紹介
みかめゆきよみ
ゲーム好き、日本史好きの漫画家兼フリーライター。
ゲームはジャンル問わずなんでもござれ。難しければ難しいほど燃えるドMゲーマーです。
歴史・ホラー漫画、歴史コラム、イラストなど雑多に活動しています。
サイト「車輪の真上」
http://zwei.lomo.jp/syarin/