今回の【そそれぽ】は、まさかの緊急号外というテイでお送り致します。レギュラー連載が始まってまだ2回なのに!
というわけで緊急号外の今回は、本日配信が開始されたばかりの無料iPhone/iPod Touch向けアプリ『おさわり探偵 なめこ栽培キット』のプレイレポートをお届けします。
■(たぶん)世界初、みんなのアイドル「なめこ」増殖法
ニンテンドーDSで人気を呼び、iPhoneでのリリースが発表されたアドベンチャーゲーム『おさわり探偵 小沢里奈』。リリースまでの期間に発表されるスピンオフアプリ3部作の最後を飾る作品こそ、この『おさわり探偵 なめこ栽培キット』なのです。スピンオフ前作では主役にまで昇りつめた「小沢里奈」の助手である「なめこ」。今作ではなんと「なめこ」を「栽培」して「増殖」させます。いやいや、「なめこ」ってそういうキャラだったんですか・・・?(笑)
疑問は拭い切れぬまま、とりあえずプレイをスタートしてみます。
■これまでのスピンオフよりもすごくゲーム
これまでリリースされたスピンオフアプリ・・・すなわち第1弾『おさわり探偵 占い』と第2弾『おさわり探偵 味噌汁』の2作品なのですが、これらはお手軽中のお手軽アプリで、ゲーム的な要素はほとんどありませんでした。と言いながら『味噌汁』で具が「豆腐」と「長ネギ」みたいな王道になったりすると独りでニヤニヤしていたりしたワケですが…(笑)。今回の『なめこ栽培キット』は、ものすごくゲームです。紛れもなくゲームです。
■奥深いぞ育成要素
30種類「なめこ」の仲間たちを栽培してコンプリートするためには「原木」4種、「加湿器」「保湿器」「照明器」各10種の4つの組み合わせが鍵となります。また「栽培キット」を放置する時間も「15分」「30分」「1時間」「4時間」「8時間」から選ぶことができ、栽培している間はiPhoneを放置したり違うアプリを起動させたりしても大丈夫です。栽培をスタートすると「原木」から「なめこ」が生える生える…。生えてきた「なめこ」はタップ操作でぶりぶりと引っ剥がせます。これがかなり気持ちいい感じです。「なめこ」を収穫すると「NP(お金的な何か)」が貰えて、新たな器具を購入したり出来ます。
■一気に「なめこ」を引っ剥がす快感
しばらく放置すると「原木」に「なめこ」がぎっしり。個人的にはひとつずつタップしていくよりも、このぎっしり状態の「なめこ」を指のスライド(スワイプ)で一気に取るのをオススメします。ただし、放置し過ぎると「なめこ」が枯れてしまうので、イイ感じのタイミングで「なめこ」を収穫しましょう。「栽培キット」の組み合わせによって様々な「なめこ」が生えてくるようです。レアな「なめこ」もまぎれて生えてきますが、特に気にせず一気に引っ剥がしちゃいましょう(笑)。一度収穫した「なめこ」は「図鑑」にきっちり収録されています。
■放置時間の5択が絶妙
このテのアプリは、放置時間を自由に決められたり、勝手に指定されたり、そんなこんなで取り返しのつかない状態になってしまっていたりするのですが、本作の「15分」「30分」「1時間」「4時間」「8時間」という選択肢がすごく絶妙だなと感じました。真ん中の「1時間」のみ「NP」が無料で、他の4つでは時間に応じて「NP」がかかります。ちょっとした移動時間に「15分」。でも「NP」もったいないなー、どうしようかなー、いいや「1時間」にしちゃえ。と言った感じで現実の生活へと響く微妙な迷いがゲーム性を高めています。放置し過ぎてしまうと「なめこ」は枯れてしまうのですが、栽培の途中でも収穫できるので、自分の生活リズムに合わせて時間を選びましょう。「なめこ」は寝るとき「8時間」。そそそとの約束だぞ。
■総評:無料でこんなに遊べていいんですか?
これまで、時間経過で育成やら冒険やらをさせるiPhoneアプリは何本も遊んで来ましたが、正直なところ数日でプレイしなくなってしまうものがほとんどでした。しかし、この『なめこ栽培キット』は、かなり長く遊ばせてくれそうです。と言うのも、単純に見た目やプレイ感覚が飽きさせないという部分もあるのですが、なんと言っても「なめこ」を栽培するための「キット」の組み合わせが非常に多く、育て方にもかなりのバリエーションがあることに一番惹かれました。手軽さと奥深さをすごく良い感じに両立しています。広告の位置もプレイの妨げになりません。『おさわり探偵 小沢里奈』本編配信に向けて、ぜひ気軽にプレイしてみて下さい。
■更に言うと…
気付いたら「なめこ」がすごく好きになってしまっているという自分が悔しいです。
【そそれぽ】緊急号外、いかがでしたでしょうか?次回は通常営業の【そそれぽ】をお送りしますのでどうぞお楽しみに!
『おさわり探偵 なめこ栽培キット』は、好評配信中で価格は無料です。
(C)2011 Beeworks / SUCCESS
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