日本ゲームユーザー協会を設立した平石氏は、現在、公式サイトを制作中。どのようなコンテンツを載せるかを考えており、やはりユーザーに焦点をあてた内容にしていきたいそうです。また今後は会員を増やしていき、大会などを開催したいそうです。
松原氏はもともとエンジニア出身であるため、現在は開発者のコミュニティを盛り上がりことがミッションだといいます。国際ゲーム開発者協会の理事を務め、福島の復興支援を兼ねたゲームジャムなどのイベントを行なうとともに、CEDECの企画運営を行なっています。ゲームを遊ぶことはもちろん楽しいですが、ゲームを作るのはもっと楽しいことを伝えていきたいと展望を述べています。
筧氏はeスポーツをJリーグ並に普及させることで、日本の選手を世界に送り出したいと展望を述べています。またユーザーと開発者の交流の起点としても、eスポーツは役割を果たすことができると考えているそうです。
橋本氏は猿楽庁でのゲームの品質管理とは別に、シニア層向けのゲームの開発を考えていきたいと述べています。今後、自身を含め高齢のゲームユーザーが増えることになりますが、それらのユーザーにとって良いゲームとは何であるのかを探っていきたいと展望を述べています。
決算期ということもあって、黒川塾の参加者は通常期よりも少なめでした。しかしながら、逆にアットホームな雰囲気の中、ユーザー視点でゲーム業界を語ることができたのは、非常に有意義だったと思います。ゲームのプレイヤーにはプロゲーマーからカジュアルなユーザーまで幅広い層が存在します。それら様々なユーザーがどうやって協力してゲームという文化を築いていくかが今後の課題ではないだろうかと、筆者は感じました。
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