この動画では、『ゼルダの伝説』プロデューサーである情報開発本部制作部の青沼英二氏が『ゼルダの伝説 風のタクトHD』について解説を行なっています。
青沼氏は、まず始めにHD化した『風のタクト』の世界の色や温度を感じられるような画作りについて言及。アニメーションの世界なのに「妙なリアル感」をより感じることができるようになっているとのことです。
続いて、Wii U GamePadの操作についても解説。本作をリメイクする上で、まず「Wii U GamePadだけで遊べること」を実現しようとしたといいます。HD化した画面をより大きなテレビ画面で楽しむことももちろんあったといいますが、手元の画面でフリーに遊んで貰いたいという気持ちもあったとのことで、まずそれを実現させたのだということです。
また、ゲームキューブ版ではそのタイトルにもなった「風のタクト」の操作にスティックを用いていましたが、今作『風のタクトHD』では、タッチ操作で「風のタクト」を使用することができるようになりました。これについて青沼氏は「すごく自然」で「リンクに触れている感」が良い感じになったとのことです。視点操作についても従来のスティック操作はもちろん、ジャイロを用いた自然な視点移動が新たに可能になっているのことです。
さらに今作では船の速度をスピードアップすることができるようになりました。これは物語の途中でそのようなオプションが手に入るとのことで、ゲームキューブ版にはなかった要素です。ゲームキューブ版では、マップの読み込みにどうしても時間がかかるため、あまり船の速度を上げるわけにはいかなかったとのことですが、Wii Uになったことで海のマップ全体を一度に読み込むことが可能になったため、より速い船の航行速度を実現できたのだといいます。遠くの島影にあっという間に近づける感覚は「すごく嬉しい」ものになっているとのことです。
最後に青沼氏は「トライフォース集め」のイベントについて言及。これについて「時間と手間がかかかる遊びになっていて、最後が尻切れトンボに終わってしまった方も居た」と振り返り、青沼氏自身も実際にプレイしてそう実感したと語られています。今作『風のタクトHD』ではこの点について「全体として綺麗にゲームが流れて楽しいものになるだろう」とコメント。現在調整中とのことなので仕上がりに期待しましょう。
『ゼルダの伝説 風のタクトHD』は、9月26日発売予定で価格は5,700円(税込)です。
(C)2002-2013 Nintendo
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