ファミコンミニのような完全移植を除き、リメイクされたゼルダシリーズは『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』『ゼルダの伝説 4つの剣 25周年記念エディション』『ゼルダの伝説 時のオカリナ3D』がこれまでに存在します。いずれの作品もハードの特製などを活かした追加要素を盛り込んでいるのが特徴。カラー専用ダンジョン、収録タイトルが共に連動した追加ダンジョン、オリジナル版にはなかったメモリアルダンジョン、幻の裏ゼルダに上級者用のスパイスを加えたり・・・などなど、いわゆるそのまんまなベタ移植は基本的に行われていません。
(※ここで言うバーチャルコンソールは移植ではない)
『ゼルダの伝説 風のタクトHD』では、物語の終盤に登場する「トライフォースのかけら」集めの部分や、納期の都合でカットされたダンジョンなどに手が加えられ、本来あるべき姿になる内容になることが判明しています。
出展されているデモバージョンでは、懐かしのプロロ島とバトルが中心のボス戦を体験可能でしたが、ここは原点に戻ってプロロ島の序盤をセレクト。Wii U GamePadの使い方としてコレクト画面が常時表示されており、これにより煩わしいメニューの切り替えから解放されます。ボタンのセットもタッチスクリーンで触って思う所に移動させるだけという直観的なUIに。またメイン画面に表示されるアイテムアイコン、ゲームキューブ版開発時は何度も試行錯誤されましたが、Wii U版はシンプルに4つのボタンとRボタン、そしてZRが表示されています。
アリルの元へ行くと誕生日プレゼントとしてリンクは「望遠鏡」を貰うわけですが、可愛らしいアリルの姿はHDグラフィックになってもそのままです。望遠鏡で落下するテトラを発見し、テトラを助けに行くため剣アクションを学び、テトラの元へたどり着いた所でデモ版は終了。
HDで蘇る『ゼルダの伝説 風のタクトHD』は、Wii Uのタイトル不足をカバーする役目も担っており、かつてプレイしたことがある人でも新作としてもう一度初めから楽しめることは間違いないでしょう。残念ながらチンクルシーバー(GBA本体を使った遊び)は再現できないものの、代わりにMiiverseを使った遊びが製品版には盛り込まれており、ゲームキューブ版をプレイした人でも新たな体験が可能になっています。
最後に、今回遊べたのは序盤のほんの僅かでしたが、歳月の経過で大まかなストーリー以外は忘れているのを実感。12年前のように、まっさらな状態で『風のタクト』をもう新作として楽しめそうです。
『ゼルダの伝説 風のタクトHD』は、2013年9月26日発売予定で価格は未定です。
(C)2002-2013 Nintendo
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