私は30歳前後のゲーマーなら一度はプレイした事があるであろう『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』……の翌年に発売された『ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!』を選択。『熱血物語』や『熱血行進曲』に登場した個性豊かなキャラクター達(不良)が時代劇を演じるというその突飛な発想に度肝を抜かれました。
キャラクターや技の多さ、更にパワーアップしたアクションなどシリーズの集大成のような作品となっており、随分とやりこんでましたね。アクションアドベンチャーRPGとしての完成度も高く、古臭さを感じさせないデフォルメキャラクターの雰囲気も相まって今でも十分に楽しめます。日本各地の民謡をアレンジしたBGMも非常に印象的です。
またシリーズの他作品にも共通して言えることですが、目から上だけの違いでキャラクターを描き分けるシステムは凄い画期的だと感じました(容量の削減といった理由もあるのでしょう)。胴体部分のグラフィックは共通なのに、キャラクターによって体格まで違って見えるのが凄い!
ファミコンには多くの制限があったものの、その分アイデアが満載で夢が詰まったゲームが数多くあったように思います。きっとプレイヤーの頭の中には画面以上の素晴らしい世界が広がっていたのではないでしょうか。近年はバーチャルコンソールを通じて多くのファミコンゲームがプレイできるようになっているので、ファミコン全盛期を知らない世代の人にも是非プレイして貰いたいですね。
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著者紹介
RIKUSYO
Game*Sparkのライター
《Game*Spark》
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