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波瑠さん、収録で『マリオ』を初プレイ!フィクションとノンフィクションの両面を持つ「ノーコン・キッド」記者会見 ― 10/4の放送は『ゼビウス』

テレビ東京は、10月3日に同局のスタジオにて「ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~」の記者会見を行いました。

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テレビ東京は、10月3日に同局のスタジオにて「ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~」の記者会見を行いました。

ドラマが持つフィクション性と、ゲームが持つノンフィクション性の両要素を兼ね備えた「ノーコン・キッド」。内容に関しては、『スーパーマリオブラザーズ』など「ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~」に登場するタイトルが発表ドラマ「ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~」10月放送予定でお伝えしていきましたが、その記者会見が行われ、出演者らによるトークセッションが行われました。

登壇者は、渡辺礼治役の田中圭さん、高野文美役の波瑠さん、木戸明信役の浜野謙太さん、渡辺雅史役の佐藤二朗さん。そして原案及びシリーズ構成の佐藤大氏、監督の鈴村展弘氏と石田雄介氏です。

――まずは、一言ずつお願いします。

田中圭:深夜枠となりましたが、だからこそ出来た面白さや挑戦があります。そして、見ている人たちが「面白いことを、新しいことをしている人たちがいるんだ」と感じて貰えるといいなと思いながら撮影に望んできました。

波瑠:ゲームセンターで出会った3人が不器用にぶつかって行くんですけど、それがゲームの世界観と重なって、映像的にも面白いドラマになっていると思います。

浜野謙太:現実ではゲームが下手で、現場ではよく田中圭くんにボコボコにされていました(笑)普段はゲームに触れていないんですが、撮影に際して様々なゲームに囲まれて、多くの発見がありました。ゲームセンターも行ったことがなかったので、「そりゃ楽しいよね!」と感動しました。これを機会にゲームセンターに行っていただければと思います。

佐藤二朗:甚平は夏に着るものですね…寒いです(笑)自分は44歳なので、同じぐらいの世代の話なんですよね。今回は礼治の父役ですが、30年前の自分を見守っているかのような不思議な感じで演じました。

佐藤大:ここまでこれで感無量です。サブタイトルに僕らのゲーム史とついていますが、人それぞれのゲーム史があると思います。自分も44歳でゲームの発展を見守ってきた世代なので、このような自分たちのゲーム史をドラマに出来て光栄だと思います。そしてこの番組を見て、自分だけのゲーム史を語り合って欲しいです。

鈴村展弘:今までにない新しいドラマだと思っていまして、ドラマはフィクションだけどゲームはノンフィクション。さらに30年間を描いていきますので、その辺りが面白い作品だと思います。

石田雄介:ゲームに詳しい方が楽しめるのはもちろんですが、ゲームに触れてきたことが無い人にも見てもらって、ゲームの良さや面白さを感じてほしいです。

――演じる上での工夫はなんでしょうか。

田中圭:1話は高校生でしたが、ちょっとテンションを上げてみたりしましたけど…半場諦めていましたね。今29歳なので、15歳は出来ないと(笑)ただこのような経験って、なかなか出来ないじゃないですか。そして、どんどん年齢が変わって行くので、全部見て頂いた時に礼治という男の子が成長したことが分かるように演じました。

波瑠:15歳はまだ大丈夫という気持ちはありました。逆に45歳が全然想像できませんでした。ゲームセンターと同じで置いている物が次代によって変わるじゃないですか、なので環境に手伝ってもらいながら演じていきました。

浜野謙太:15歳のときは只管ヒゲを剃りましたね。昼になると生えてくるんですよ(笑)ただ、木戸自体の成長か分かり易いんです。始めはコミュニケーションをとらない子なんですが、それが地の世界ともコミュニケーションが取れるように大人になっていって、その成長が演じていて楽しかったです。


――愛すべきゲーセンのダメ親父として演じられた佐藤二朗さんですが、何か意識されたことはありますか。

佐藤二朗:いつも通りというか、おちゃらけた演技というか・・・。ただ、この3人を暖かく見守るというのは絶対に必要だと思ったので、そこは頑張りました。世代的に演じたのがうちの父親と同じなので、うちの父親を思いながらやったりしました。

――ついにドラマが実現しましたが、どのようにお気持ちでしょうか。

佐藤大:やはり難しいですね(笑)こりゃ企画通らないなと感じました。30年と一口に言っても、やってくれる役者を見つけたり、30年前の筐体をメンテナンスしたり、メーカーしか持ってないようなポスター集めたり、版権の許諾を取ったりと……などもう大変でした。でもその甲斐があって、現場に入ったときはタイムスリップしたかと思いましたね。

――演出に関しても教えて下さい。

鈴村展弘:先ほども言いましたが、フィクションでありノンフィクションである部分が気をつけないといけないところでした。今のゲーセンと昔のゲーセンって全然違うんですけど、ドラマを見たときに「ああ、こんなんだった」という懐かしさからのリアリティを大切にしました。

石田雄介:今回の面白さって、登場人物たちがたたゲームをするだけじゃないんですよね。毎々テーマとなるゲームがあるんですが、それがドラマにシンクロしてくるんですよ。そこの部分というのは、今までになかったことで、そのシンクロのギミックを演出するのが大変でした。

――思い出のゲームを教えて下さい。

田中圭:ドラマに登場するゲームだと『バーチャファイターII』で、セガサターン版とプレイステーション版どっちを買うか当時悩んでいました(笑)結局セガサターン版を買ったんですけど…結果はね。出てこないのだと『ファイナルファンタジー』シリーズです。

波瑠:ゲームはあまりやらないんですけど、『キングダムハーツシリーズ』だけはやっています。様々なハード出ていますが、その度にハードごと部買っていますね。ドラマに登場するのだと、『スーパーマリオ』です。ドラマで人生初めてプレイしたんですが、やっぱり面白いんですね。またやってみたいです。

浜野謙太:『信長の野望』を……実はシミュレーションゲームばっかりやっていたんですけど、収録していたらそれじゃダメだなと反省しました。でも『ゼビウス』は今Wiiでやっています!

佐藤二朗:……野球版ですかね(笑)最近だと、ガラケーで『オセロ』やっているんですが、『ゼビウス』はずっと家でやってた記憶があります。

佐藤大:『ゼビウス』で、あれは僕にとっては文化なんですよ。真っ暗な画面だったのが、いきなりナスカの地上絵になって、敵の軌道も違って、それっていうのは「人が乗っているか乗ってないかだ」といったことを噂で聞いて妄想が広がっていって、それを語ったりしたんですね。それが僕のベーシックなっていて、後の好きが全て『ゼビウス』に繋がった事に気が付いたんです。そして『ドラゴンクエストII』。なぜ『II』かというと、あるシーンに流れるあるBGMで泣いたんですよ。意外でしょ?ドット絵で泣くって。でも僕の中では、鳥山明の絵がバリバリ動いていて、その妄想力と想像力が僕のキャリアそのままになっていて、ドラマってゲームでも表現できるんだと。出てこないのは、『バイオハザード』ですね。これは怖くて泣いたんですよ。そういう意味で、感情を揺さぶるゲームということでこの3本を出しておきます。

鈴村展弘:僕も『ゼビウス』で、ずっとプレイしているのが当時中学生だった僕のテーマでした。最近だと『龍が如く』ですね。

石田雄介:登場する作品だと『スーパーマリオ』ですね。気になっていた女の子を家に呼ぶために使っていたんですよね(笑)出てこないのだと、『スターソルジャー』ですね。やはり高橋名人や毛利名人に対する憧れがあって、今回のオープニングのワンシーンに「GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦」のオマージュを入れています。

――演じたキャラクターの気に入っている点を教えて下さい

田中圭:ふわふわしていて芯がないので演じやすかったですね。それでいて、流されやすいんですけど、思いやりがあって我が道を行ききれていないのが人間らしくて好きですね。

波瑠:女の子ぽさが弾けてなくて、クールで冷静。それで難しかったのが時間での成長で、「彼女は、どれぐらいの自分の残しながら社会人になっていくんだろう」と考えながら演じていくのが大変でした。

浜野謙太:自分自身がキモカワイイとか言われるんですけど、なんかオタクの役が多くて……それでいて誰かに救ってもらうんですよ。でも木戸はゲームで人を救って、ヒーローなんですね。それがすごく嬉しかったです。

――今回、音楽に砂原良徳を起用した経緯を教えて下さい

佐藤大:10年暖めた企画の最初のキャスティングは砂原くんというぐらいの野望がありました。実は、2人でユニットを組んでいた頃がありまして、数年前のライブの楽屋で話を振ったら、二つ返事でOKを出してくれたんですよ。なので、経緯は約束です。

――ありがとうございました

た「ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~」は、テレビ東京系列にて10月4日の深夜0時52分から放送です。

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《栗本 浩大》
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