Santiago氏は元々、『Journey』や『Flower』を作ったThatgamecomapanyの共同創設者でした。ゲームを作るのが大好きでしたが、『Journey』の製作後、お金がなくて困っていたと語ります。なぜお金がないかを追求した結果、「パブリッシングモデルはパブリッシャーを優先させ、デベロッパーを利用する」ことが明らかになったとのことです。
それに気づいたSantiago氏は『Indiefund』というインディーゲームをインディーのままで支援し、もっとデベロッパー向けの契約を交渉してくれるよう奨学金を設立しました。
ですが、これもまだ足りなかったと言います。「もっと、デベロッパーのための市場を作りたい。私自身で何ができるのだろう」
そこでOuyaと出会いました。Ouyaのメッセージは「デベロッパー・フレンドリー・コンソール」デベロッパーのためのゲーム機。そして、ようやく開かれたリビングへの道。
今までのインディーゲームはパブリッシャーの制限によって、なかなか「リビング・ルーム」(いわゆるコンソール)に届かなかったのです。Ouyaはそれを変えることが出来ると、同氏が熱心に語りました。
Ouyaは他のインディーゲームスタジオと同じような雰囲気、同じような柔軟性を持ち、デベロッパーに最適なコンソールです。フィードバックをちゃんと聞き、それによってちゃんと進化していきます。そして何より、「コミュニティー」がちゃんと出来ていきますと同氏が説明します。
「オフィスアワー」というGoogle Hangoutを毎週行い、最近のOuyaの成り行き、デベロッパーの会話、コメントなどを受け付ける時間を作っています。その一方で、Ouya内のゲーム評価システムで「星8」以上のゲームは7つ以下のゲームの2倍の利益をあげていることに気がついたOuyaは、直接デベロッパーと話し合い、8つ以上のゲームにするにはどのようなことが必要かを共に模索しています。
「ゲームはコミュニティーなしでは生きていけない。そのコミュニティーの中心にデベロッパーとプレイヤーがいます。プレイヤーのコメントやフィードバック、それに対応するためにデベロッパーが必要とする柔軟性、すべてがOuyaでは実現できる。Ouyaはデベロッパーのためのコンソールですから」