ゴールデンウィークも終わってそろそろ5月病を発症している人も多いのではないでしょうか。そう、私です。いやぁ、連休中は積みプラを消化するだの息巻いてはいたのですが逆に増えてしまいました。なんたるちーや。現在はHGCEエールストライクガンダムをちまちまと時間を見つけては制作しているのですが、なかなか作業が進まなくって。前にもここで語った気がするのですが、筆者実家ぐらしなもので塗装とかやろうものなら家族に大顰蹙。塗装ブースを作るも、結局は室内なので臭いは少なからず漏れやっぱり文句が飛び出る始末。結局はエアブラシ一式を玄関先に持ち出す他ないのですがこれから夏場になると思うとこれも億劫になってしまいますね。はぁ、生きねば。
さて今週は「Little Armory」レビューの後編、「M240B」をご紹介。第2弾の発売も控えているLittle Armoryシリーズ。第1弾では2種類が展開されていまして、前回ご紹介した「M4A1タイプ」の他にもう一つ、「M240B」というタイプの機関銃が発売されています。今回はこちらをさくっとレビューして参りましょう。
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まずパッケージ、こちらもやはりイラストはふゆの春秋先生。無骨な機関銃とメガネ女子というこれまたバツグンの組み合わせで目を引きます。やっぱり女の娘と銃器の組み合わせは最高じゃないか。じゃけん今回もfigmaなんかと組み合わせて遊びましょうね~。
今回の「M240B」はM240という機関銃のバリエーションの一つ。M240はFN MAGを改修設計したもので中量級汎用機関銃です。ヘリコプターや装甲車に搭載されたりと幅広い活躍の場がある機関銃で、「M240B」はその中でも米陸軍で地上戦用として使用されるタイプです。
M60機関銃にかわる銃として1991年に制式採用。M60機関銃に比べてメンテナンスや部品交換に融通が利くこともあり、現場の兵士からも高い評価を得ている「マシンガン」を代表する名銃とのことです。
ゲーム作品でも勇名を轟かす一挺で、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』や『バトルフィールド3/4』、『メダル・オブ・オナー』など多数の名作ファーストパーソン・シューティング(FPS)ゲームに登場しています。
とまぁパッケージの受け売りはココらへんにして早速組み立ててまいりましょう。
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前回レビューしましたM4A1タイプのようにM240Bでも実銃を意識したパーツ構成が取られています。M4A1よりも一回りは大きい銃ですが、一つ一つのパーツが大きいぶん部品点数はそれほど多くなく、ランナーは3枚。M4A1と同様に簡単に組み立てることができます。
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まずはストックの組み立て。3パーツで構成されている単純さですが、ランナーから切り離した時の「ゲート跡」がすべて内側に来るように配慮されているポイントは見逃せません。うーん、芸コマですね。
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続いてバレルの組み立て。M4A1よりもガッチリしたキットですので基本的に接着剤なしでも行けるのですが、可動式のキャリングハンドルのグリップはスナップフィットでは少々心もとないので、ここは思い切って接着してみました。
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レシーバー部。ここも一見「こんなピンで留まるの!?」と思うような部分があるのですが意外にも強度がしっかりしていて驚かされます。フィードトレイ部がきちんと開口されているのがこれまた細かいですなー。
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仕上げにレシーバーとバレル、ストックを組み合わせます。最後にELCANスコープをレールに取り付けて完成です。エルカン、とも呼ばれるこのスコープ。倍率が四倍固定で多くの機関銃に搭載されているシロモノだそうです。劣悪な環境にも耐えうる分厚いラバークッション部とスコープ部の4パーツ構成で、素材によって色を塗り分けるのも楽ちんですね。
パーツが大きい分M4A1タイプに比べてすんなりと組み終えることが出来ました。それでいてこのボリュームですからなかなかの満足度です。
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オプションはバイポッドが2種類とAN/PEQ-15というレーザーモジュールが付属しています。お好みで選択/取り付けましょう。筆者は広めのバイポッドと、レーザーモジュールは説明書通り右側に取り付けました。レール部ならどこでも取り付けが可能なのでパッケージ絵を再現するのもいいかもしれませんね。
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M240Bは機関銃ですので、アサルト・ライフルのように軽く構えて撃つポーズなどには向きません。悪い例です、真似しちゃ駄目ですよ~。しかし、機関銃ならではの地面に立膝をつき銃を構えるといった、どっしりと腰を据えたポーズには格段の説得力をもたせます。
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筆者のポージングがヘッタクソなので掲載の写真ではなかなか伝わらないのですが、他にも寝そべり状態や、土嚢に見立てた構造物から顔を覗かせ射撃するシーンなど様々な用途に使えます。
また、せっかくの実銃で反則的な使い方ですが、それなりに大仰な銃ですのでHGシリーズのガンプラといった、小さめのロボットフィギュアにも持たせるとなかなか重量感が出てカッコイイかと思われます。
とまぁ、フィギュアに持たせて遊ぶまではもちろん、組み立てる過程から既に楽しい銃器のプラモデルキット。組み合わせ次第ではなかなかにプレイバリューの高い逸品ですので是非手にとって見てください。
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「LittleArmory
(C)TOMYTEC
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■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
武装神姫マスター歴はかれこれ6年目。
写真の見慣れないフィギュアは秘蔵の神姫。
アニメも終わって、新作も出ない中、
アングラ的に活動を続ける神姫マスターの
明日はどっちだ!そもそも明日はあるのか。
Twitter:@hibiki_magurepo