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【E3 2014】これって変形モビルスーツ?強烈な印象を残した任天堂のイカゲー『スプラトゥーン』プレイレポ

「Nintendo Digital Event」で電撃発表されたWii Uタイトル『Splatoon』。イカ型に姿を変えられる「Inklings」と呼ばれるキャラクターを操って、そこら中にインクをまき散らして戦う三人称視点アクションシューターです。

任天堂 Wii U
「Nintendo Digital Event」で電撃発表されたWii Uタイトル『Splatoon』。イカ型に姿を変えられる「Inklings」と呼ばれるキャラクターを操って、そこら中にインクをまき散らして戦う三人称視点アクションシューターです。「Nintendo Digital Event」内で紹介された数少ないオリジナルタイトルでしたので、E3が始まる前から興味津々。さっそくプレイしてきました。

ゲームの目的はInklingsを操ってステージにインクをまき散らしたり、敵のInklingsにインクを命中させて倒すなどして、一定時間内により相手を圧倒することです。 1チームは4人で、4対4のマルチプレイが基本(発表資料ではオンラインのマルチプレイ専用タイトルのようです)。タイムアップ後に自色の床面積と敵を倒した数でポイントが算出され、相手を上回ったチームが勝利。貢献度にあわせて8人の中でも順位付けが行われます。

最大の特徴は人型とイカ型を切り替えて進むプレイスタイル。ステージにインクを吹き付けて自チームの色に変えると、イカ型に変形して高速移動できるようになります。

ただしイカ型では敵の色のステージを泳ぐことはできませんし、敵を攻撃することもできません。逆にインクを噴出し続けると、インクタンクが空になってしまいます。補充のためにはイカ型に変形しなければなりません。つまり人型の時はインクを噴射して自陣を広げ、敵を攻撃。イカ型の時は高速移動とインクの補充。これを使い分けながら敵チームを攻撃していきます。

操作はLスティックで移動、Rスティックで向きを変え、Xボタンでジャンプ、Yボタンでカメラリセットです。攻撃はWii U GamePadを動かして上下左右に狙いをつけ、Rトリガーでインクを噴出。Lトリガーで人型とイカ型に変形できます。このほかインクの残量が70%以上あれば、Rボタンで大量のインクを一度に吹き付け、ボムが発射できます。



試遊ではチュートリアルをすませた後、細長い回廊型の両端にチームで分かれて、ゲームが始まりました。インクを床にまき散らしながら回廊を進み、敵を攻撃していきます。インクというよりペンキのような粘性のあるグラフィックで、すぐにステージ中がドロドロ、ベチョベチョといった感じ。この上をイカ型に変形して泳ぐのは、幼い頃のどろんこ遊びを思い出させます。またはプロ野球で雨天中止時に行われる、ヘッドスライディングのパフォーマンスでしょうか。なにか本能に訴え変えるものがあります。

ちなみに、最初のうちはWii U GamePadで思うように狙いをつけるのが難しく、操作にはちょっと慣れが必要なようにも感じられました。もっとも、それもまたカジュアルに盛り上がるための仕掛けなのかもしれません。

また、プレイ中はWii U GamePad上にマップが表示され、常に仲間の位置と色の付き具合が視認できます。この時に仲間のアイコンをタッチすると、びゅわーんとロケットのように高速移動でき、救援することができます。これがなかなか楽しく、ゲームのテンポアップにも一役買っていました。

わずか数分間のプレイでしたが、かなり強烈な印象を残した『Splatoon』。というのもイカ型で高速移動&人型で攻撃というのは、アニメ『機動戦士Zガンダム』などに登場する変形モビルスーツのようにと感じられたからです。危なくなるとイカになって逃げたり、ステージの色を塗り変えて相手を陣中に孤立させたり、イカで潜んで待ち伏せたりと、さまざまな戦術がとれるようにも感じられました。

一方で内容がシンプルなので、発売形態も気になりました。公式資料には2015年の前半に発売予定とあるため、ここからキャラクターやアイテムが増えたり、もしかしたら一人用モードが加わったりと、深掘りされていくのかもしれません。ただ個人的にはアイディア一発系のゲームですので、あまり弄らずにこのまま配信ゲームとして発売されるのが、いいんじゃないかなーとも思ったり。どのように味付けされるのか楽しみです。
《小野憲史》
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