ピーター・モリニューのBullfrogで『Dungeon Keeper』(ダンジョンキーパー)の開発に携わった日本人・金親晋太郎氏。同氏は、Bullfrog、エレクトロニック・アーツ、マイクロソフトゲームスタジオ(レア)と英国のゲームスタジオに長年勤務し、今年の3月に「コーラス・ワールドワイド」を立ち上げたばかりです。
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同社の案内する『スカイ・パトロール』は、英国Beartrap Gamesが開発中のシューティングゲーム。プレイヤーは同盟軍航空団の司令官として自軍航空団を指揮し、向かい来る敵を打ち倒す事が目的。空からはミサイル、敵航空機といった様々な兵器が、地上や海には敵艦艇などがプレイヤー軍を待ち構えています。あなたはタッチパネルを操作し、数種の兵器を用いて自軍へ「指示」を与えなければなりません。一つの油断が命取り、ある種パズルにも似た戦術で大空を駆け抜けましょう。
実際にプレイしてみて思うのは、「うおっ、ヘボな俺には難しいな!」というものでした。もちろん慣れていないと言う事もありますが、我が軍に許されているのは進軍のみ。退却の二文字は辞典にも記されていないため、とにかく敵戦力を排除していかなくてはならないのです。
先ほど「パズル」と書きましたが、シューティングゲームも理詰めである事に違いはないな……と思い至りました。いや、私はシューティングもパズルも苦手な人間なので、普通の方であればガンガン楽しめると思います。自分のダメさを具体例で表すと、「某ブレインダムドなゲームで連鎖を上手に組めない」というレベルで可哀想な脳を持っているので。
とは言え、操作には爽快感があり、プレイ中は常に半笑いで挑んでいた事からも、その楽しさはご理解いただけるのではないでしょうか。プレイに慣れて全体を落ち着いて見てみると、敵が実に多彩な方法で攻撃を仕掛けて来ている事に気付きます。戦車に気付き、潜水艦に気付き、自軍へ真っ直ぐ飛んでくるミサイルに気付く。そういった部分で、いかに対処するか、いまどうすべきが分かってきた時に、快感へとつながりました。
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「兵器は撃てば当たるものではない、当てるものだ!」
素晴らしい言葉です。少し前の自分に聞かせてやりたい。同社のHPより抜粋した「主な特徴」を、以下に記します。
・複数の敵と同時に戦うアツいハイスピードアクションシューティング
・兵器は撃てば当たるものではない、当てるものだ!敵の種別に応じて武器を使い分け、弾道を直接コントロールして撃墜せよ
・オンラインリーダーボードを実装、世界中のプレイヤーとハイスコアを競おう!
・ド派手な兵器で敵軍をなぎ払え、ゲームを進めることで入手できるゲーム内クレジットを貯めることで様々な攻撃兵器をゲット
狙って当てる。そんな単純な事がいかに重要か、思い知った次第です。
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『スカイ・パトロール』はiOS、Android用に今秋配信予定。続報はコーラスのウェブサイトおよびTwitter, Facebookページにて随時お知らせ!