『ソニック』シリーズといえば、2D/3Dを問わず高速で走り、時には敵を倒しながらコインを集めてゴールを目指すゲームを想像する人が多いかと思います。しかし本作は、それに加えて仲間との協力プレイや、「探索」も楽しめるようになっています。TGSの試遊スペースで体験できたのは、とある海底遺跡の中に入ったソニックたちが、仕掛けを解いたり、敵を倒しながら奥へと進んでいくステージ。アクションはYボタンで通常の攻撃、Bボタンでジャンプ、Xボタンにはキャラクター固有スキルが設定されており、例えばソニックならお馴染みの回転アタックが使用できます。また、ジャンプして敵の頭上に行ってからXボタンを押すと、回転アタックの状態で敵を踏みつけるなど、ソニックらしいアクションも随所に見えました。
実際に遊んでみると、試遊バージョンということで難易度も抑えられており、敵を次々に倒す爽快感がありました。エミーをはじめとしたキャラクターもソニックとともに戦い、その掛け合いも注目してもらいたい点のひとつです。そして、十字ボタンで操作するキャラクターを瞬時に切り替えられれることも大きな特徴になっています。キャラクターによって固有スキルや操作感覚が変わってくるので、お気に入りのキャラクターを探すのも楽しいかと思います。なお、Wii U GamePadにはモニターと同じ画面が表示される仕様になっています。
また、全キャラクター共通の新アクションである「エナービーム」も見逃せません。これはあらゆるものに吸着し、物を引っ張ったり、ビームの伸び縮みを利用して大ジャンプができるという優れもの。戦闘では、エナービームを利用した遠く離れた敵を近くへ引き寄せることができます。敵に対しては自動で照準を合わせてくれるので操作も快適で、筆者も敵の大群と乱戦になったときは、頻繁に利用しました。そして今回の試遊では、謎解きにもこのエナービームが大活躍。オブジェクトをエナービームで引っ張ると鍵が開くなどの仕掛けがあり、製品版でも使用する機会は多そうです。
ちなみにこの仕掛を作動させると、巨大な機会がソニックたちに襲いかかり、ソニックは逃げることになります。ここからは、奥行きのあるステージをソニックが高速で逃げていくという、普段のアクションを楽しむことができました。
2つ目のステージは、ソニックの宿敵であるDr.エッグマンとの対決に注目した内容になっていました。エッグマンは巨大なロボットに乗っており、通常の攻撃ではダメージを与えられません。しかも敵が継続的に出現するうえ、エッグマンもミサイルを撃ってくるなど非常に厄介な相手。ここでも活躍するのはエナービームで、飛んできたミサイルを捕まえると、エッグマン目がけて投げ返すことができます。そして、ある程度ダメージを与えるとロボットの動きが止まるので、仲間とともにエナービームでコクピットからエッグマンを引きずり出し、さらなるダメージを与えていくのです。
ソロプレイながら仲間との協力を強く感じることができ、さらに操作も簡単と、これまでの『ソニック』シリーズとは似ているようで新しい、遊び応えのあるアクションゲームに仕上がっていた印象です。個人的には、試遊の段階では体験できなかった、難解な謎解きにも期待したいところ。また、ステージを駆け抜ける従来のアクションも散りばめられているので、シリーズファンの方も安心して楽しめるでしょう。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
任天堂 アクセスランキング
-
『モンハンライズ:サンブレイク』に『モンハン4』要素あり!?新キャラ「ミネーレ」に噂される“ナグリ村関係者説”
-
『ポケモンレジェンズ アルセウス』シンジュ団・カイの子孫はあの主人公? ネット上で様々な説が浮上
-
『星のカービィ スターアライズ』いくつ知ってる?小ネタ10選【ネタバレ注意】
-
『モンハンライズ』で手強いモンスターは?読者が選んだ投票結果ー苦しめられたハンターの生の声をお届け
-
アルセウスだけじゃない!? 意外と知られていない“伝説のポケモン”を生み出したポケモンたち
-
『モンハンライズ』の新スキル「鬼火纏」って何?驚くべき強さの秘密や注意点まで徹底解説
-
『ポケモン』シェルダーに秘められた可能性…「設定上存在しているはず」のポケモン3選
-
『スプラトゥーン3』で真っ先に慣れたいジャイロ操作のコツ―初心者はまず、思わず傾く体をこらえて!
-
冗談のバウンティハンター募集に90人も応募が
-
人類とポケモンは結婚するのが当たり前だった? 『ポケモンレジェンズ アルセウス』で描かれる可能性も…?