『ガンダムビルドファイターズ』の7年後を舞台に、再び熱いガンプラバトルが繰り広げられる『ガンダムビルドファイターズ トライ』。聖鳳学園のガンプラバトル部「トライ・ファイターズ」のカミキ・セカイ、コウサカ・ユウマ、ホシノ・フミナの3人が全日本ガンプラバトル選手権制覇を目指す物語だ。
「ガンダムビルドファイターズトライ Blu-ray Box 2」が6月26日に発売されることを記念し、6月27日に特別番組「『ガンダムビルドファイターズトライ』みんなで選ぶベストバトルランキング!」がバンダイチャンネルにて配信される。今回は、番組収録直後のセカイ役・冨樫かずみさん、ユウマ役・内田雄馬さん、フミナ役・牧野由依さんに、ガンプラの魅力と配信に向けての意気込みをうかがった。
[取材・構成=川俣綾加]
ガンダムビルドファイターズトライ
http://gundam-bf.net/
■ ガンプラバトルはここが楽しい
――「みんなで選ぶベストバトルランキング」の収録が終わったばかりということで、ランキング結果を見ていかがでしたか?
牧野由依(以下、牧野)
ファンのみなさん、王道の真っ直ぐな戦いが好きなんだなと感じました。全部で41バトルあれば、戦術に唸ってしまうようなバトルや「それずるいじゃん!(笑)」なんて思ってしまうバトルもあります。その中で、スポーツの試合を見ているような、気持ちと気持ちがぶつかり合うような戦いがランキングに入ってくるんだなと、納得もありますね。
――ストレートなバトルもたくさんあるので「どれだろう?」と想像が広がってしまいます。
冨樫かずみ(以下、冨樫)
そうですね。真っ直ぐな戦いといっても、同じバトルは無いので一体どれになるのかぜひ楽しみにしていて欲しいです。
内田雄馬(以下、内田)
どれが1位になってもおかしくないくらい、たくさんの熱いバトルがありましたよね。僕もランキング結果を見て「なるほど」と思いました。
――長年のファンも多いガンプラですが、そのガンプラを使ったガンプラバトルの魅力は何でしょうか。
冨樫
私が演じさせていただいているセカイ自身は、何も知らないでガンプラバトルの世界に飛び込んだ少年。彼にとっても私にとっても、自分で作ったガンプラで戦って勝敗が決まる、ガンプラの美しさだけではなく強さも競えるのが面白い点だなと。
内田
「ガンプラバトル」の名の通り、ガンダムシリーズのいろいろな機体が登場します。僕が演じるユウマもガンダムが大好きという気持ちが原点なので、自分の好きなガンダムを自由にカスタマイズして戦わせることができるのもワクワクするポイントだなと思います。バトルで壊れてしまっても「次はもっと強いガンプラを作ってやる!」と新たな挑戦につながるのも魅力です。
――「僕のガンプラはまだ改善の余地がある!」というユウマのセリフが、まさにそれですよね。
内田
他の人の言葉で悩んだり葛藤したり、でも前に進めることに気づけたユウマは、ガンプラバトルを通して人間としてもすごく成長しましたね。
――牧野さんはガンプラバトルの魅力についてどう思われますか。
牧野
この作品の収録で台本を読んでいると、ガンプラバトルを知れば知るほど“遊び”の概念が変わりました。遊びだからこそ本気。
――牧野さんが演じるフミナはセカイをガンプラバトルに引き込んだキャラクターですよね。何も知らなかったセカイにその魅力を伝えていった。
牧野
そうなんです。フミナは作品としてのガンダムも、そしてガンプラも大好きだし、自分の手で作ることも大好き。フミナが魅力に感じているのは“戦う本気の遊び”。ただの遊びだと思っていないんですよね。
■ 冨樫かずみ、内田雄馬、牧野由依の思い出のバトルとは?
――色々なチームやバトルが描かれましたが、印象に残っているのは?
冨樫
本当にいっぱいあって正直一つに決められない……(笑)。
うーん、今、ぱっと頭に浮かんだのは、ギャン子(ササキ・カオルコ)のチーム「北宋の壺」。
内田
あのチームはすごかった! 確かに!(笑)
牧野
スタートダッシュからかましてくるチームですよね。
冨樫
サザキ・ススムと兄妹なだけあって、同じ血を感じますよね。本気で熱くバトルしてくれるところが大好きです。
牧野
私は新潟県代表統立学園チーム「SD-R」、三つ子のシキが好きです。「かわいい顔してやりおるな!」って。
内田
シキ兄弟、かわいい見た目なんですよね、本当に。
牧野
ガンプラもSDでかわいいのに、バトルではトラップを仕掛けて地雷を踏ませたりと容赦なし。練られた戦術で面白いバトルをするなと思いながら見ていました。見た感じと、その戦い方のギャップ萌えもありますし、なんといってもああいういけすかない子ら、大好きです!(笑)
内田
ユウマは対峙するキャラクターが多かったので、ユウマ目線でいえばミナトとアドウ。ミナトは自分を追いかけてくる存在で、アドウは追いかけていく存在です。アドウに対しては、最初は復讐の気持ちが大きかったですが、ユウマがあそこまで成長できたのはアドウのおかげ。
一方で、ミナトがいたから「自分を認めている人がいる」と気づくことができたんじゃないかと思います。この2人は欠かせません。
――振り返ってみると、ユウマはライバルが多いキャラクターですね。
内田
ライバルは多いですよね。無意識のうちに他人に影響を与えているのかもしれません。
牧野
才能があるから色んな人が妬みもすれば目標にもするんですよね。ユウマに関しては物語前半で色んな伏線が張られていたから、一体どうなっちゃうんだろうと思っていました。
内田
ユウマがどれだけガンプラが大好きだったか、傾倒していたかの表れですよね。セカイとはまた違った真っ直ぐさがあります。
牧野
周りからみたらはがゆいところもあるかもしれないですね。才能があるのにメンタルの弱さで一歩引いてしまう。ライバルが多いのは周りが「お前はなんでいつもそうなんだ!」「根性を叩き直してやる!」ということなのかも。
内田
周囲の愛ですね。
冨樫
愛されていますよ、ユウマは。
内田
戦ってそれに気づけたのかな。ユウマは相変わらずかもしれないけれど。
牧野
そこは変われよ! 変わってくれよ!(笑)
内田
でも成長はしたから、ライバルを迎え撃つことはできるはず!(笑)
■ キャスト陣、自身のガンプラ経験を語る
――ご自身でガンプラを作ったことはありますか?
冨樫
結構作りましたよ。ガンプラ初心者でわからないことも多かったです。完成したガンプラを見て感動しました。「あのキャラがこのガンプラを作ったんだな、すごく重装備だな」とか、「このガンプラを使ってあのバトルをしていたんだ」「セカイはもしかしたらこんな気持ちだったのかな」と想像が膨らんで。
内田
初めてのガンプラは子供の頃に父と一緒に作りましたが、ユウマ役が決定してからはライトニングを作ってみました。塗装しなくても組み立てるだけで形なので、ポーズさせて眺めたて楽しんだり。元々自分で何かを組み立てるのは好きですが、ガンプラは完成した時の達成感がすごいですね。
牧野
フミナのウイニングガンダム、スターウイニングガンダム、ビルドバーニングガンダム、あとはフミナが小さい頃にメタスの箱を持っていたのでそれも作ってみました。子供の頃に手芸がは好きだったとはいえ、ガンプラって私に作れるかなという気持ちがあったんです。
――いざ初めて作るとなると「難しいんじゃないの?」って思いますよね。
牧野
そうなんです。でも、まず感動したのが説明書がすごくわかりやすい。順番通りに組み立てていくだけで完成するし、一方で凝ろうと思えばどこまでも凝ることができる。
あとは、自分でデコレーションもしたんですよ。ラメ入りのマニキュアを塗ってみたり。デコレーションもやり始めると楽しいです。
――最後に、読者にメッセージをお願いします。
牧野
6月27日に配信される「みんなで選ぶベストバトルランキング」では、みなさまから投票いただいた話数をもとに、ベストバトル上位10戦を選んでいます。スタッフのコメントや私たちキャスト陣のコメントも楽しめます! 制作スタッフの方はこんなバトルが好きなんだとか、ファンのみなさんからのコメントで新たな発見もきっとあると思います。
内田
番組内で登場するバトルを見て「あのバトル、熱かったな」と放送を振り返りたくなるような、『ガンダムビルドファイターズ トライ』を改めて楽しめる内容になっています。僕らが選んだベストバトルもあるので、みなさんのベストバトルの順位と合わせて見てもらえると嬉しいです。
冨樫
Blu-ray/DVDのコメンタリーにはないアフレコの話など裏話も盛りだくさんで、私たち3人の思い出話も見どころ。ぜひ楽しみにしていてください!
――今日はありがとうございました!
『ガンダムビルドファイターズトライ』みんなで選ぶベストバトルランキング!
バンダイチャンネル 特設ページ
http://www.b-ch.com/contents/feat_gbft_bestbattle
ガンダムビルドファイターズトライ
http://gundam-bf.net/
左から牧野由依さん、冨樫かずみさん、内田雄馬さん
「ガンダムビルドファイターズトライ Blu-ray Box 2」が6月26日に発売
「ガンダムビルドファイターズトライ」ベストバトル1位は!?冨樫かずみ、内田雄馬、牧野由依にインタビュー
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