『MUSECA』は、「スピナー」という“叩く”“回す”“押し続ける”“回し続ける”の4アクションが行えている特長的なボタン5つと、足元にあるフットペダルを使ったリズムゲームです。特にすべてのボタンを360度回転させることができるため、今までにないゲームプレーが提供されます。
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また、様々なイラストレーターによって描かれる「Grafica」というキャラクターも本作の大切な要素です。「Grafica」は楽曲プレー時に3体まで選択できるサポートキャラクターの様な存在で、それぞれに「HP即時回復:50%」「得点獲得:2倍」といった能力を持っており、プレイヤーに幅広いプレースタイルを提供。筐体下に設置されているフットペダルを踏むことで能力が発動します。
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“プレーして楽しい”という部分をBEMANIとして突き詰められた『MUSECA』。特徴的なデバイス「スピナー」により、「長く押した後に弾く」や「回し続ける」といった従来の音楽ゲームになかった操作が可能になり、音作りや譜面作りといった面でも、今までにないような“音楽的”表現が期待されます。
今回の取材に際して、まずは実際に本作をプレーしてみましたが、第一印象は「意外と簡単」でした。これは単純という意味ではなく、直感的にノれるということ。1つ1つのアクションを気持ちよく行うことができ、初めてでも“楽しい”という気持ちを味わえますので、もう一度やってみようと思えるのです。
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また画面も特徴的で、本作ではレーンを3Dで表現。畝道を自ら進んでいくような3次元的表現をすることによって、ボタンの3次元的配置ともマッチし、初めて触るユーザーでもプレーしやすくなっているようです。
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なお、「スピナー」は“新しい音楽ゲームを作る際は「音楽性」と「操作感」”という考えのもと、“音楽の表現の幅が広がる今までにないもので、触ってみたくなるもの”テーマで開発。スピナーの触感と音楽性・操作感を高める工夫は今後も引き続き詰めていくそうです。
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