●GameSpot: 100/100
- 良い点
- ラストまで興味をひく、複雑で並外れた物語
- 魅力的に描かれた世界観とキャラクター
- タブーへの斬り込み方が上品
- 刺激的な可能性に溢れた広大なオープンワールド
- 最大級のステルスゲームプレイ
- 「マザーベース」にはやり甲斐があって面白い。ゲームの幅を戦場の外側へと広げている
- 『メタルギア』サーガにぴったりとフィットしている
- ゲーム終盤になるとすぐに勢いがなくなるペース配分問題
悪い点
●God is a Geek: 100/100
●3DJuegos: 100/100
●IGN: 100/100
- 『MGS V:TPP』よりも広大な世界を歩き回れて、様々な要素がミニマップに散りばめられたゲームは確かに存在しているが、本作ほど作戦を練ったり、順応したり、アドリブ的な攻略を求められたるものはなかった。『MGS V:TPP』はプレイヤーの知性を尊重するだけに留まらず、知性を求めてくる作品であり、他に類のないものとして位置付けている。
●Power Unlimited: 97/100
●Playstation Universe: 95/100
●Game Informer: 93/100
- シリーズは進化なくして生き延びることは不可能であり、『MGS V: TPP』はそのリスクを選ぶ重要性を示している。オープンワールドや基地のカスタマイズ、ミッションで挑むバラエティー豊かな建造物は『メタルギア』シリーズの伝統的要素ではないものの、まさにそれらのコンテンツこそが本作をずば抜けたゲームに仕立て上げている。
●GameTrailers: 93/100
●Destructoid: 90/100
- シリーズを重ねる間にちょっとした障害があったものの、『MGS V:TPP』は過去作品への祝福であり、はっきりとした新章にも感じられる。もし本作が小島監督の最後の『メタルギア』だとしたら、最高潮の状態で終わりを迎えたことになる。
●Eurogamer Italy: 90/100
●Multiplayer.it: 88/100
●Washington Post: 80/100
- こじつけ感があるメロドラマ的展開は、小島監督が犯した大きな失敗の為の最善策と言える。どれだけ刺激的で攻撃的で、彼のやってきたことが支離滅裂であったとしても、彼の創作意欲には常に美しいリアリティーが添えられていた。
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人気ステルスアクションシリーズ最新作『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』のPS4版海外レビューをお届けしました。記事執筆時のMetacritic平均スコアは95点。22件のレビューのうち6件が100点満点、最低点数もWashington Postによる80点と目覚ましい高評価を獲得しています。なお、他プラットフォームを対象としたレビューは現段階で公開されていません。
『MGS』シリーズの歴史の重要なピースとなる本作ですが、過去作品のシナリオの整合性を踏まえた上でも多くのメディアから賞賛のコメントが与えられています。マザーベースや広大なオープンワールドといった新要素も『MGS V: TPP』を傑作と語る重要ポイント。大手海外メディアIGNからは、これまでのオープンワールド作品と比べれば決して大規模と言えるものではないものの、そのゲーム性は「他に類のないもの」とまで語られています。
強烈なハイスコアを連発していましたが、GameSpotでは終盤のシナリオ展開のペースを欠点として評価。また、Game Informerでは海外版でスネーク役の声優に抜擢されたキーファー・サザーランドの演技を「良い出来である」と語りながらも、デイヴィッド・ヘイターからのバトンタッチは「PR的」にも感じたと評しています。
シリーズファンへの期待に応える重厚なシナリオが期待される本作は、欧米で9月1日、日本およびアジアで9月2日よりリリース予定です。
記事提供元: Game*Spark