先日のカンファレンスで詳細が明らかとなった「PlayStation VR」をはじめ、「ホログラフィック劇場」の開設や各社から展開される「VRヘッドマウントディスプレイ」の低価格高性能化などなど、近年にわかに活気づいていたバーチャルリアリティ技術が一気に身近なものとなりつつあるここ最近。まだまだ自分の手元で楽しめるのは未来の話……なんて思っていた方も、現実味を帯びてきた家庭用のVR機器にワクワクしてきたんじゃないでしょうか。
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さて今週は、バンダイから発売されております「ハコビジョン 初音ミク ワールドイズマイン / Story Rider」をご紹介。こちらは、手のひらで簡単にプロジェクション・マッピングが楽しめる食玩シリーズのひとつで、本連載第61回でご紹介しました「ハコビジョン 初音ミク」のひとつとなっています。食玩としての詳細は「Tell Your World / 二次元ドリームフィーバー」編を御参照ください。
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今回ご紹介している「ワールドイズマイン / Story Rider」が「Tell Your World / 二次元ドリームフィーバー」と大きく異なる点は箱の内部に設置する背景の立体物。これには、トラスと照明状のモールドが施されており、ステージを意識した作りであることが伺えます。
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「Tell Your World」や「二次元ドリームフィーバー」がミュージックビデオ風の演出だったとすれば、「ワールドイズマイン」と「Story Rider」ではライブステージ的演出が楽しめるというわけです。ある種浮世離れとも言えるミュージックビデオ的演出に比べて、現実的なライブステージ演出はミニチュア感をより強く感じることが出来るのがポイント。まさしく「手のひらで初音ミクがライブしてくれている」というジオラマを眺めるような楽しみ方が出来るのが最大の特徴となっています。
もちろん、「二次元ドリームフィーバー」同様に2曲めである「Story Rider」では、別衣装の初音ミクを見ることもできます。楽曲に関しては両者とも言わずもがなボカロ界隈では超有名タイトルですので今更説明は不要でしょう。
初音ミクのファン、元の楽曲ファンにはもちろん、手軽にバーチャルリアリティを楽しめるアイテムとしてもオススメです。
「ハコビジョン 初音ミク」は好評発売中。価格は各500円(税別)です。
(C)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net piapro
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■筆者紹介:ひびき
関西在住のゲームやアニメが大好きな駆け出しひきこもり系ライター。そのシーズンに放送されているアニメはすべて視聴する暇人。ゲームのプレイは基本的にまったりじっくり足が遅い方。2012年からINSIDEにてライター活動を開始。お仕事はTwitterにて随時受付中。
Twitter:@hibiki_magurepo