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本作の魅力は、多人数でプレイできるネットワークゲームでありながらソロプレイも充実しており、NPCが絡んだメインストーリーもあること。また、パートナーである「ポーン」をクリエイトすることでマルチプレイ感覚を味わうことができます。そこで今回は、筆者が操作する身長2メートルを超えるガチムチファイターが、金髪ツインテールのシャイなプリーストのポーンを従えて、2人パーティーで冒険の旅に出てみました。
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まずは自分のキャラクターを作成。歴戦の勇者感を出すためにややシワのある顔に圧倒的な胸筋を誇るガチムチなボディ、身長2メートルという新米覚者にはとても見えない風貌にしてみました。ジョブはもちろんファイター。攻守のバランスに優れた近接攻撃タイプで、剣と盾を装備し、カウンターを駆使しながら前線でガンガン敵を倒していくジョブです。
バトルシステムのチュートリアルも兼ねて、NPCのレオとイリスとともに、オークが侵攻してきたグリッテン砦を奪還するクエストがスタート。先輩方とのパーティーなのですが、見た目があまりにもベテランすぎてどっちが新米か分からない状態。クリア後は旅の拠点となる白竜神殿でイベントがあり、神殿南東にあるテル村での覚者と白衛騎士団の諍いを解決するメインクエストに向かいます。
ここから自由に冒険したり装備のカスタマイズが行えます。装備品はジョブレベルに応じて装備できるものが変わるのですが、とりあえず手近な装備品をセットしたら、バイキング風ヘルメットにショートパンツとコロッセオの剣闘士さながらのスタイルに。この後、彼はしばらくの間ショートパンツ生活を送ることに……。
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オープンワールドに飛び出す前に、「パーソナルクエスト」をNPCから受注したり、クエストボードから「ボードクエスト」を受注します。これらのクエストに期限はなく、アイテムを納品したりモンスターを倒したりして、キャラクターのレベルアップやゴールドを稼ぐことができます。ファイターとしての立ち回りの練習も兼ねて「ファイターの戦術試練」のクエストを受注し、いざ外の世界へ。
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神殿の外には広大なハイデル平原が広がっています。ここにはゴブリンやキラービーなど小型モンスターが徘徊しているので、バトルの練習にはもってこい。崖の上にある「修練の祠」では、先程受注した「ファイターの戦術試練」のクエストで、ガード方法やサイクロプスを相手によじ登って戦う戦術を学びました。ファイターはガードからのカウンターや盾による連続攻撃、切り上げやダッシュ攻撃などテンポよく多彩な攻撃が行えるジョブなので、とにかくガツガツ戦いたいプレイヤーにはピッタリ。私も時間を忘れて体力の続く限りコブリン狩りまくっていました。
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平原の先にあるテル村では、近隣の廃屋地下に巣食うアンデットの討伐を依頼されます。夜間や地下など暗い場所ではランタンの灯りが必須。敵の位置が見えないと、先制攻撃されたり背後に回りこまれていたりしますし、ランタンは腰に装備するので攻撃の邪魔にならないため、忘れずに使用したいですね。また、テル村には「拠点の礎」というワープポイントがあります。これは解放すると使用可能になり、移動時間の短縮に使うことができるので忘れずにチェックしましょう。使用時は胎児のように身体を丸めてワープするのですが、丸まってもこの大きさ。
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続いてのメインクエストは、ミスリウ森林の先にあるポーン郷でポーンを仲間にすること。ポーンとはプレイヤーに付き従う人ならざる存在で、バトルでは自動的に攻撃や回復などを行ってくれたり、クラフトによるアイテムや装備品の作成・強化も手伝ってくれる、とても大事なパートナーです。ポーンはプレイヤー同様体力が尽きると行動不能になり、さらに一定時間が経過すると死亡状態になってしまいポーン郷に再び救出にいく必要があるので、体力の残量には注意をしなければなりません。
さて私のポーンですが、マイキャラクターは激しく雄々しい感じだったので、「とにかく可愛いビジュアルにしたい!」ということで、金髪のツインテールで性格はシャイなプリーストにしました。小柄でも健気にがんばる姿は実に守ってあげたいタイプです。プリーストは回復と支援を中心とした術士のジョブ。また、追尾性能をもつ魔法球を放つこともできるので遠距離攻撃も可能です。見た目やジョブだけでなく口調や喋る頻度も調整できるので、頻繁に喋ってくれるように設定すれば、ソロでプレイしていてもまるでマルチプレイのような感覚で遊ぶことができます。特に、可愛い女の子に応援されながら戦うのは非常に心地よい。
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ポーンを仲間にすると一気にやれることが増え、世界がさらに広がっていきます。まずはレスタニア各地で起こる事件やNPCからの依頼、突発的にモンスターに襲われて発生する「ワールドクエスト」。期間中(1週間)は何度も受注・クリアが可能で、その回数に応じて「繰り返しボーナス」を得ることができ、期間終了後はレベルや報酬が更新されます。仲間になったばかりのポーンはまだレベルも低いので、こうしたクエストをクリアして経験値を稼いでいくといいでしょう。
そして、期間限定の大規模クエストである「グランドミッション」にも参加できるようになります。これはプレイヤー8人でパーティーを結成し挑むクエスト。白竜神殿にあるエントリーボードからすでに募集されているパーティーに参加したり、自分で募集をかけることでチャレンジできます。推奨レベルも高く難敵が登場するので、自分のジョブの役割をしっかり理解した立ち回りや協力プレイが重要になります。
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オンラインゲームやマルチプレイの経験がないプレイヤーでも、しっかりと楽しむことができるソロプレイが充実した『ドラゴンズドグマ オンライン』。ジョブによる戦い方のバリエーションやポーンとの組み合わせによって、バトルの難易度や立ち回り方を調整できるアクションの多様さもポイントです。さぁ、みなさんもお気に入りのキャラクターと相棒を連れて、未知なる敵やダンジョンの待つ冒険に出てみませんか。
記事提供元: Game*Spark