今回は『モンスト』の醍醐味とも言える“引っ張って弾くバトル”を中心に、その魅力をお届け。スマホ版未経験の筆者でも楽しめるでしょうか。・・・と、プレイする前に、まずは『モンスト』がどんなゲームかをおさらいしておきましょう。

「ひっぱりハンティングRPG」というジャンルで発売される3DS版『モンスト』は、スマホ版で培われたゲームの魅力に、3DSならではのさまざまな要素を追加。世界観はYouTubeにて絶賛配信中のアニメ版「モンスト」をベースにしつつも、3DS版『モンスト』では完全オリジナルのストーリーが展開します。
■アニメ版「モンスターストライク」
2015年10月10日(土)よりYouTubeにて配信が開始された1話約7分のウェブアニメ作品。毎週土曜日19時に最新話を配信。アニメ公式サイト(http://anime.monster-strike.com/)および、YouTube 公式チャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCWzenZSy9GJBcPzdSm-UX5w)にて好評配信中。
●[Ver.2]アニメ モンスターストライク Official Trailer - モンストアニメPV -
YouTube 動画URL:https://youtu.be/DRAvfcK8OIE
2015年10月10日(土)よりYouTubeにて配信が開始された1話約7分のウェブアニメ作品。毎週土曜日19時に最新話を配信。アニメ公式サイト(http://anime.monster-strike.com/)および、YouTube 公式チャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCWzenZSy9GJBcPzdSm-UX5w)にて好評配信中。
●[Ver.2]アニメ モンスターストライク Official Trailer - モンストアニメPV -
YouTube 動画URL:https://youtu.be/DRAvfcK8OIE

中心となる登場キャラクターは、アニメ版と同じ“焔レン”“水澤葵”“影月明”“若葉皆実”そして自称モンスター界のプリンス“オラゴン”たち。スマホ版ではプレイヤー自身を主人公としてゲームに挑みましたが、3DS版ではプレイヤーが“焔レン”となって、彼らを中心としたストーリーを追体験しながらゲームを楽しみます。3DS版『モンスト』では、一体どんな物語が待ち受けているのでしょうか。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
スマホ版『モンスト』が指での操作を活かした“アクション性”やモンスターの“収集要素”を中心に楽しむ作品だとすれば、3DS版は、スマホ版の楽しさをしっかりとした“ストーリー”に乗せて届ける作品に仕上がっているようです。なるほど、これなら筆者のような完全初心者でも『モンスト』の世界観や遊び方を、順を追ってわかりやすくつかめそうですネ。
では、『モンスト』の醍醐味とも言えるモンスターとのバトルがどんな感じなのか、実際にプレイしてみたいと思います。


プレイしたことがなくてもなんとなく知っている『モンスト』のイメージは「引っ張って、弾き飛ばして、モンスターを倒す」ということ。これが実際にプレイしてみると、爽快かつ戦略性溢れるもので、イメージしていたものよりもかなり「奥深いモノ」でした。
モンスターを引っ張って弾き飛ばすアクションをしいて例えるならば、「おはじき」というよりも、むしろ「ビリヤード」の感覚。
■意外にも高かった戦略性

基本的には、バトル画面上に配置された自分のモンスターを引っ張って弾き飛ばし、敵のモンスターにぶつけることでダメージを与えて倒していくのですが、敵、味方、あるいは周囲の壁に跳ね返ることを計算する必要があります。自分のモンスターの止まる位置まで考えれば、全力でぶつけることが必ずしも正しいというワケでもないようです。
さらにセットしたモンスター(バトルでプレイヤーが引っ張り弾き飛ばすモンスター)によっては、味方同士が近付いたりぶつかったりすることで友情コンボが発揮し、敵にダメージを与えたり、味方の能力を一時的にアップできたりもするので、バトル画面の表示とプレイヤーがやることのシンプルさとは裏腹に、非常に多面的なバトルと言えそうです。うーむ、奥深い。
■必殺技「ストライクショット」を全力で放つ!

一定のターン数の経過などで使用できる必殺技「ストライクショット」は、モンスターによって使う技が異なり、もちろんその強さや効果も異なります。溜まった上で「いつ使うか」という戦略性はあるものの、「ストライクショット」を放つときはとにかく爽快。スマホ版にはないらしい、“派手な必殺技演出”と相まって、非常に気持ち良いです。3DSなので、立体視もバッチリ。
それでも、使う「ストライクショット」の効果を理解していなかったり、飛ばす方向やタイミングを誤ったりすれば、勝てる戦いにも勝てないというのが『モンスト』のバトル。この絶妙な難易度が、プレイヤーを良い感じに刺激します。
■目指せスピードクリア!

これらを踏まえて目指したいのが「スピードクリア」。いくつかの場面展開によって1セットになっているバトルを、規定のターン数でクリアできれば「スピードクリア」となり、バトルでの通常の報酬とは異なる特別な報酬がゲットできます。
カジュアルにプレイしたい人は特に気にしなくてもOKですが、やり込みたい人の「やり込み欲」を強く強く刺激する要素です(笑)。達成が一筋縄にはいかないことも多いようです。『モンスト』のバトルの仕組みはもちろん、使用するモンスターや敵のモンスターの特徴を理解し、育成などもしっかり行っていないと簡単には達成できない「スピードクリア」。やり込み勢は、ぜひ目指してみてください。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
バトルの報酬などで新たなモンスターを手に入れたり、強化・育成素材を手に入れたりしながら、自分の使うモンスターのデッキを強化しつつ、物語を進めていくことになります。


3DS版で個人的に一番「安心」な部分は、追加課金の要素がないこと。筆者がスマホ版をプレイしなかった理由のひとつとして、「課金している人が有利になる」という点もあったので(もちろん課金しないで楽しめる要素はたくさんありますが)、購入した1本のゲーム内で、基本的には全ての要素を有利・不利なく楽しめるということが素直に嬉しいです。心置きなくコンティニューできるし、心置きなく何度も試行錯誤しながらバトルできます。「努力」すれば強力なモンスターも手に入ります。スマホ版では手に入らなかった、あのモンスターが3DS版では手に入るなんてことも…?
もちろん“焔レン”を中心にした、より「RPG」らしく磨かれたしっかりとしたストーリー展開も気になるところですよね。というワケで、次回のレポートでは、ストーリー序盤を実際にプレイして、その魅力に迫りたいと思います。どうぞお楽しみに!
『モンスターストライク』は2015年12月17日発売予定。価格は、パッケージ・ダウンロード版ともに4,500円(税抜)です。
(C)mixi, Inc. All rights reserved.