劇中で描かれたシーンはわずかな時間ではありましたが、大洗女子とサンダース校の「友情」を感じられる良いシーンでした……。その場所に、私はいるのかと思うと……あぁ、これが「胸が熱くなるな!」というヤツなのでありますね!? ガッデム!この気持ちを誰かに伝えたいのに、なぜいま私は通信機を持ってないんだ……!

橋を渡った先はそのまま「大洗磯前神社」に繋がっていて、木々に囲まれた道を歩いて行くとあっという間に到着です。この頃から曇り空だった天気も晴れに変わったので、神社周辺はぽかぽか陽気と木々の香りに包まれて、日々コンクリートジャングルで精神と肉体と人間関係でギスギスオフラインをしている筆者の心を優しく解きほぐしてくれました。
とても心地よい空気に癒され、「あぁ~、もうここに住みたい~」と脳がとろけていくのが感じられ、いつもより優しい気持ちになれた筆者。日々仕事に追われている知人におすそ分けしてあげようと、メッセージで「もう帰りたくない、ていうかもうここに帰りたい」と大洗の写真を送ったところ、「そんなことどうでもいいです。仕事を用意しているんで、早く帰ってきてください」と世知辛い返事が来ました。「あ?ふざんけんな、お前も浄化してやる」と返して、いつか絶対こいつを大洗に連れて来て浄化してやると心に決めました。

無事に到着しました!ここが今回の目的地、IV号戦車が駆け下りていった大洗磯前神社の階段!
上から下を見下ろすと、それはもう「お、おぅ……」ってなるほど急な角度。こんなところをよくもまぁ「麻子さんなら!」って言ったもんだと、西住殿にドン引きしますね……。筆者もいろんなところにお出かけしてきましたけど、歩いて降りるのすら怖いと感じた階段はこれが初めてです。


階段をおりながら、劇中で西住殿の判断に少しばかり引きながらも「ミホーシャに負けたくない」と意地を張って突っ込んでいったカチューシャに想いを巡らせていると思わず顔がニヤけてしまいました。その心中は穏やかなものではなかったでしょうに、それでも意地を張って……あぁ、やっぱり我らの同志はかわいいなぁと。うへへ。
ちなみにですが、大洗磯前神社はブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」で人気を集めているキャラ「那珂」のモデルになった「軍艦 那珂」の縁の地ということで、戦争で戦死した乗組員たちの慰霊碑(忠魂碑)が建てられています。

一時は「那珂ちゃんのファン辞めます」「解体」など、ネタに走った絵馬などが散見されて「それはどうなんだ?」と議論を呼びましたが、最近はそういったものは見かけなくなっているそうです。 私たちが生きている現代の礎となってくれたことは確か。戦争という歴史について、人によって思うところそれぞれありましょうが、礼を欠くような真似はしたくないものです。