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1996年に『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されてから20年が経ちました。私を含むかつての少年たちもすっかり大人になりましたが、同時に『ポケットモンスター』シリーズも大きく成長しています。
2016年11月18日には、最新作となる『ポケットモンスター サン・ムーン』が登場。20年間を経て『ポケモン』はいかに進化したのか、今回は最初期の作品と最新作を見比べながら紹介していく記事をお届けします。
■昔は“151”
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『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』のころ、ポケモンは151種類が確認されていました。最初のパートナーである「フシギダネ」「ヒトカゲ」「ゼニガメ」の3匹からはじまり、伝説のポケモン「フリーザー」「サンダー」「ファイヤー」、そして幻のポケモン「ミュウ」など、カントー地方だけでもだいぶ種類が多く感じられたものです。
ちなみに、現在『Pokemon GO』に登場するのもカントー地方のポケモンたちです。『Pokemon GO』では151種すべては確認されていないようですが、ともあれ馴染みあるポケモンたちとなっています。
■今は“800近く”?
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一方、最新作となる『ポケットモンスター サン・ムーン』ではどれだけのポケモンが登場するのでしょうか。詳細な数字は現段階では発表されていませんので、これまでのシリーズ作品で登場したポケモンの種類に加え、公式サイトで発表されている新たなポケモンをカウントすると781種類(記事執筆時)となります。
あくまでこれは発表済みのポケモンということなので、製品版ではさらに多くのポケモンたちに出会えるかもしれません。なお、メガシンカやリージョンフォーム、そしてウルトラビーストは数に含めていません(これら要素については後述します)。
■昔は“短い”
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「ナッシー」といえば、カントー地方の中でもなかなか注目されることの多いポケモンです。当時の通信対戦でも活躍していましたし、『Pokemon GO』でも強さが評価されることも。しかし、この姿はあくまでもカントー地方の姿であることが明らかになったのです……。
■今は“ものすごい長い”
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『ポケットモンスター サン・ムーン』の舞台となるアローラ地方のナッシーは、とにかくでかくて長い! なんでも1年中強い日差しが降り注ぐアローラ地方では、このように成長するのだそうです。
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ナッシー以外にも、「コラッタ」「ライチュウ」「ロコン」「ニャース」などがアローラ地方ならではの姿で登場。これらのポケモンは「リージョンフォーム」と呼ばれており、生息の仕方はもちろんタイプなども異なっています。
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さらに、オーキド博士もリージョンフォームに……!? と思いきや、こちらの人物はオーキド博士のいとこである「ナリヤ・オーキド」でした。リージョンフォームの研究をされているそうですが、それにしてもそっくりで驚きます。
■昔は“ポケモンが新しい存在”だった
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1996年当時、ポケモンは斬新な存在でした。小さくなってモンスターボールに入ったり、バトルしたり交換できたり、実にさまざまな種類がいたりと、不思議で目新しかったのです。しかし、20年も続いたおかげですっかり普遍的なキャラクターといえる存在になっています。
今ではポケモンのことを知っている人も多いですし、街へでかければポケモンのグッズを持っている人を見かけることも不思議ではありません。各地にはポケモンのグッズを販売するポケモンセンターもありますし、夏には横浜でピカチュウが大量発生することすらあります。
■今はさらに“謎の存在”が登場
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そんなわけでトレーナーたちもポケモンにはすっかり慣れつつあるのですが、なんと『ポケットモンスター サン・ムーン』では新たに「ウルトラビースト」なる謎の存在が登場します。
ウルトラビーストは人やポケモンたちにとって脅威にすらなりうる存在で、その詳しい生体もよくわかっていないようです。20年が経ち、ポケモンたちの世界にも新たな波がやってくるのかもしれません。
■昔の進化は“とてもシンプル”
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『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』のころは、集めて育てたポケモンたちが進化することが大きな特徴でした。あのかわいいポケモンがこんな強そうになったり、意外な姿になったりと、進化は冒険の中で大きな思い出となりました。
■今は“進化の多様化”
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2013年に発売された『ポケットモンスター X・Y』から「メガシンカ」という要素が登場しています。メガシンカは、ポケモンの進化の限界を超えたさらなる進化で、バトル中にのみポケモンの秘めた力を解放することが可能。『ポケットモンスター サン・ムーン』でもこの新たな進化、メガシンカを体験できます。
■昔は“「ふぶき」がすごい強い”
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『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』のころといえば、とにかく「ふぶき」という技が強いという印象がありました。命中率にはやや難があるものの、高威力なうえ当たれば相手をこおり状態にすることが可能。タイプ相性なども現在とは違うため、通信対戦をする場合は欠かせない技だったと言えるでしょう。
■今は“Zワザが登場”!
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では『ポケットモンスター サン・ムーン』での注目すべき技は何かというと「Zワザ」です。Zワザは、トレーナーの思いをポケモンに重ね互いの全力を解き放つことで炸裂するという技で、一度のバトルで一回のみ使うことができます。
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Zワザはタイプごとに用意(18種類)されているほか、「ピカチュウ」の「ひっさつのピカチュート」や「カビゴン」の「ほんきをだす こうげき」などポケモン固有のものも存在します。また、「イーブイ」の「ナインエボルブースト」は自分のこうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさをすべて2段階上げるというものになっており、Zワザで戦略の幅が広がることにも期待が持てます。
■昔は“1対1”
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かつて、バトルといえば1対1が常識でした。しかしシリーズが進むたび、2体のポケモンを同時に出す「ダブルバトル」などが登場したり、ハードがニンテンドーDSになってからはインターネットを通じて対戦ができるようになったりと進化を続けています。
■今は“1対1対1対1”も!
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『ポケットモンスター サン・ムーン』では、新たな対戦ルールとして「バトルロイヤル」が登場します。このルールは、4人のトレーナーがそれぞれ別の陣営に分かれ、1対1対1対1で乱戦するというものです。
ルールはシンプルながら、いつ・どのポケモンを攻撃するかという4人の思惑が交差するため、読み合いが更に深いものになっているそうです。もちろん、1対1の「シングルバトル」なども存在しています。
さらに本作では、ほかのトレーナーが作ったバトルチームで戦うというシステムも用意されています。どのポケモンでバトルに挑めばいいかわからないという人や、強いトレーナーが考えたパーティーを手軽に真似することができるシステムとなっています。
■昔は“隠しデータ”だった
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ポケモンを育成する場合、道具「ふしぎなアメ」などで一気にレベルを上げるより、コツコツと戦ったほうが強くなるという話は聞いたことがあるでしょうか。また、同じ種類のポケモンでも個体ごとに強さが異なるというのもご存知でしたでしょうか?
かつて『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』のころ、こういったポケモンの能力に関するデータは隠されているものでした。そのため、トレーナーたちは手探りで育成を行っていたのです。
■今は“詳しく見れるデータ”に
しかし、『ポケットモンスター サン・ムーン』ではそのどちらも可視化されています。また、ポケモンの個体ごとの能力差、つまり“生まれながらに持っている能力”は、「すごいとっくん」で鍛え上げることができるようになりました。そのため、これまで育成方法がよくわからず、通信対戦でバトルをしたことがなかったトレーナーも参加しやすくなると思われます。『ポケットモンスター』シリーズはストーリーをクリアするのも楽しいですが、通信対戦もまた違った良さがあるので、本作で本格的な育成に挑戦してみるのもおすすめです。
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「『ポケモン』20年の進化を“今と昔”でチェック!(後編)」に続きます。
(C)1995, 1996, 1998 Nintendo/Creatures inc./GAME FREAK inc.
(C)2016 Pokemon. (C)1995-2016 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
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※『ポケットモンスター サン・ムーン』の画面は開発中のものです。
※『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』の画面は、ニンテンドー3DSバーチャルコンソール版のものです。