■『星のカービィ2』(1995年3月21日)
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『星のカービィ2』はナンバリングの続編なのですが、少し異色のタイトルとなっています。まず、このナンバリングシリーズのディレクターが桜井政博氏ではなく下村真一氏であること、そして「リック」「カイン」「クー」という3匹の仲間が新たに登場していることが特徴です。
3匹の仲間は特色を活かしてカービィを運んでくれるうえ、それぞれでコピー能力が変化するのが印象的でした。また難易度もけっこう高く、真エンドを見るために必要な「虹のしずく」を集めるのに苦労したプレイヤーも多いことでしょう。私は今でも“水中で一度コピー能力を捨ててからブロックを吸い込んだあとにコピー能力を拾い直す”というところがトラウマになっています。
■『カービィのブロックボール』(1995年12月14日)
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ボールになったカービィが次に挑むのはブロック崩し。というわけで、ゲームボーイで『カービィのブロックボール』が登場しました。本作はカービィを弾き飛ばしてブロックを壊したり敵キャラクターを倒していくといった内容で、「スパーク」や「バーニング」などのコピー能力も存在、それらも駆使して全ステージのクリアを目指すといった内容になっています。
ピンボールやブロック崩しはイメージしやすいところですが、ここから先はボールになったカービィの新しいゲームタイトルが登場するようになっていきます。
■『星のカービィ スーパーデラックス』(1996年3月21日)
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1996年にはついにスーパーファミコンで『星のカービィ スーパーデラックス』が発売されます。本作こそが『星のカービィ』シリーズ最高傑作と言う人も多いかもしれないほど偉大な一作で、過去のシリーズを大切にしつつ新たな挑戦をする桜井政博氏の手腕に驚かされたものです。
「ヨーヨー」や「プラズマ」という刺激的なコピー能力が増えただけでなく、コピー能力にさまざまな技が追加されています。また、「ヘルパー」を呼び出してふたり同時プレイを楽しめるようになったのも大きな特徴。うっかり友達が操作するヘルパーを消して喧嘩になった思い出を持つプレイヤーも多いのではないでしょうか。
また、「はるかぜとともに」「メタナイトの逆襲」「銀河に願いを」など各種モードを独立したゲームとして収録しているのも印象的です。好きなモードを選べることで初心者から上級者まで楽しむことができますし、何より探索アクション風になる「洞窟大作戦」というモードはかなり新鮮だった記憶があります。
もうひとつ本作で忘れてならない要素は、とてもセーブデータが消えやすいということ。今でもちょくちょくネタにされる『星のカービィ スーパーデラックス』のセーブデータ消失事件ですが、本作がよくできているせいか悪く言われることはほとんどなかったような気がします。改めて考えてみるとそれだけで大きく評価を下げそうな大問題ですが、それが受け入れられてしまうほど人気があったということでしょうか。
■『カービィのきらきらきっず』(1997年1月25日)
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ピンボールやゴルフにもなったカービィは、ゲームボーイでついにパズルゲームになりました。本作はカービィの仲間たちのブロックで星型のブロックを挟み、消していくというパズル。通信対戦も楽しめるようになっていました。
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なお、1999年6月25日にはスーパーファミコン版『カービィのきらきらきっず』が発売されています。
■『星のカービィ3』(1998年3月27日)
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タイトルからわかるように『星のカービィ3』は『星のカービィ2』の直系となるスーパーファミコン向けの続編です。これまでの3匹に加え、「ナゴ」「チュチュ」「ピッチ」という新しい仲間が登場。仲間が増えたことでコピー能力の組み合わせの幅も広がりました。さらに「グーイ」とのふたり協力プレイも可能になっています。
ほんわかとした絵柄が特徴の本作ですが、その見た目と裏腹にけっこう難易度が高いところも特徴のひとつ。リックをゴールまで導くことに苦労したプレイヤーも多いのではないでしょうか。