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6月13日より、米ロサンゼルスで開催中の世界最大のビデオゲーム見本市E3 2017のメディア向け体験会にて、コナミデジタルエンタテインメントが開発を手掛ける『メタルギア』フランチャイズ最新作『METAL GEAR SURVIVE』をプレイしてきましたので、ハンズオンをお届けします。
『METAL GEAR SURVIVE』は、『メタルギアソリッド V』のシステムと世界観を受け継いだ外伝作品で、開発もFox Engineによって進められていることが明らかにされています。2016年の8月に発表された本作は、潜入捜査を軸にした『メタルギア』本シリーズとかけ離れたゲームシステムやゾンビ的な敵の表現に、世界中のゲーマーから期待や不安の声が上がっていました。満を持してのE3でのメディア向けの体験会とのことで、どのような作品に仕上がりつつあるのか確認してみました。
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『METAL GEAR SURVIVE』は、ストーリーモードとオンラインCo-opモードが実装予定。今イベントでは、4人マルチプレイのCo-opモードを体験しました。本モードは、ウェーブごとに押し寄せてくる敵から自陣に設置されている装置を守るというタワーディフェンス型のモードです。デモ版では、男女の「Fighter」と「Shooter」という特性の違った4キャラクターからプレイヤーキャラを選択できました。
ゲームをスタートすると、真っ白な仮想世界から始まりました。この空間では装備品の弾が無くなることはないため、ヴァーチャルな的を出現させてのテスト射撃などの予行練習を行うことができます。
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基本的な操作は『メタルギアソリッド V』から変わりませんが、方向キーによるアイテムの選択方法などいくつか変更されていました。十字キーにアイテムや武器が振り分けられており、各方向キーを長押しすることでHUDが表示されます。上ボタン長押しでメイン武器、下長押しでサブ武器、左長押しでバリケードやセントリーガンなどの防衛アイテム、右長押しで投擲武器やトラップ。各装備にはいくつかのスロットが用意されており、戦況を有利にする武器やアイテムを選択して持っていくことができます。今作ではスタミナが設定されており、長時間走ることはできなくなりました。
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準備が整ったら、イエローで表示されるサークルの中へ。全員が入ればカウントダウンが始まり、ゼロとともにミッションスタートです。ミッションのスタート地点はどこかの荒野。5分の制限時間内に画面に表示されている目的地まで向かい、ある装置を起動させなくてはなりません。道中には、頭が結晶のようになった人ならざるものが徘徊しているので、スニーキングしながら避けてもいいですし、銃で正面突破でも問題ありません。目的地の途中にある建物の中には資源アイテムが配置されている場合があるので、散策して集めて回ることもできます。資源アイテムはゲーム中に消耗品の生成に必要となります。
目的地に到着して白いサークルの中で特定のボタンを押すと、レーダーのような装置を出現させられます。装置が出現することでマップが表示されるようになり、敵の出現位置がわかるように。敵の進行ルートも前もってわかるので、制限時間までに敵の進行ルートにトラップを配置しておけば、戦いを有利に運ぶことができます。
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1ウェーブ目の敵は、レーダー装置を起動して一定時間経つと空中のワームホールから出現。数か所から何体もの敵が同時に湧き出てくるのでなかなか焦らさせれますが、ショットガンの近接攻撃なら一撃でバラバラに吹っ飛ぶので冷静に対処すれば問題ありません。敵がバラバラに吹き飛ぶのはなかなかの爽快感。サブ武器にはヘッドショットすると敵を気絶させるパチンコのようなブキがあるのですが、群れで襲ってくる敵にはあまり有効ではありませんでした。これはストーリーモードで活躍する武器なのかもしれません。
カウントゼロまで敵をレーダー装置まで近づけなければウェーブ終了。デモ版は3ウェーブまであるミッションでしたが、ウェーブごとに難易度は上昇し、強力な敵も出現します。倒すと破裂する敵がいるのですがなかなか固く、倒した後も爆発で設置した防護柵などにもダメージを与えるので厄介です。
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ウェーブの合間に弾薬などをクラフトすることが可能。さらにサブミッションが用意されており、クリアすることで補給アイテムやマシンガンを搭載したD-Walkerが手に入ります。D-Walkerのマシンガンはオーバーヒートはあるものの無限に撃つことができ、非常に強力なキックを繰り出すことも。一部の敵は銃弾が通りづらい相手もいるので、そういった敵にキックは有効な攻撃手段となります。
3ウェーブ生き抜くことができれば、クリア得点として段ボールが出現して様々な資源アイテムが手に入ります。リザルト画面では誰が敵を多く倒したか、どれだけ味方に貢献したかがわかるようになっており、その度合いによって手に入るポイントが変わります。製品版では、ミッションで集めた資源を組み合わせて強力な装備を作成していき、キャラクターを強化していくのだそうです。
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さて、サバイバルアクションとなった『METAL GEAR SURVIVE』ですが、プレイした筆者の感想としては非常に面白いゲームだと感じました。『メタルギアソリッド V』から受け継がれたゲームシステムはもちろん、タワーディフェンス的な要素にアクションの爽快感など、アーケードライクに長く遊べそうな印象です。タワーディフェンスTPSとしては非常にハイクオリティな作品に仕上がりつつあります。しかし、正直なところ、デモ版をプレイした限りでは『メタルギア』である必要性を感じなかったのも事実です。これはストーリーモードで払拭されていくのかもしれません。
PlayStation 4, Xbox One, Steamを対象にした、サバイバルアクション『METAL GEAR SURVIVE』は、発表当初の2017年中から2018年初頭に海外発売日を変更。国内発売については続報を待ちましょう。
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