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次に訪れたのは大日坊瀧水寺。こちらは弘法大師により開創されました。かの春日局が家光を三代将軍にするため、二代将軍の病気平癒を表向きの理由として参詣したお寺として有名です。山形県指定有形文化財の仁王門は鎌倉時代に創建され、仁王門では県内最古のもの。外側左右に風神雷神像が、その奥にはかの運慶作の仁王像が鎮座しています。
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お供え物をしたらコログが出てきそうな景色です。
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仁王門から続くまっすぐの道を進んでいきます。道の左右にはアジサイが咲き、のどかな風景が広がっています。
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大日坊瀧水寺の本殿。思ったよりも楽にたどり着いてしまったため、これでは試練にはならないのでは? と不安になりつつ中へ。
即身仏とご対面の前に、本堂にてお寺の由緒を拝聴、さらに加持祈祷もしていただきました。
さて、いよいよ即身仏とご対面です。大日坊瀧水寺には3つの即身仏がありましたが、明治8年の火災で月光海上人ともう一体の即身仏が焼失。現存する真如海上人は即身仏になる前に「別にお堂を建てて置いてくれ」と遺言したらしく、そのおかげで焼失を免れたといいます。
真如海上人は朝日村の進藤仁左衛門という農家の末弟でした。ある日、肥桶の中身を通りかかった武士にうっかりかけてしまい、無礼討ちされそうになったので武士をなぐり殺してしまいました。大日坊に逃げ込みそのまま出家。天明3年(1783)、日本のミイラの中では最年長の96歳で入定し、即身仏になりました(『日本ミイラの研究』)。真如海上人もとても状態がよく、笑ったお顔がなんとなくほほえましい印象を受けました。
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これでは簡単に試練を通過してしまったことになる。というわけで大日方瀧水寺から少し離れたところにある、皇檀の杉を探しに行きました。狭い山道を進むと駐車スペースがあり、そこからは徒歩で山道を進みます。
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焼き討ちに遭う前はこちらも大日坊瀧水寺の敷地内であったそうです。よく見ると堀と土橋っぽさがありますね。
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人口の縄張りに心をときめかせつつ進んでいくと、開けた場所にたどり着きました。そして目の前に巨大な杉がお出迎え! もしかしてこれはデクの樹サマでは…!?
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皇檀の杉は、景行天皇の皇子、御諸別(みもろわけ)皇子がこの地で亡くなり、その御陵所に植えられたという伝説が残っています。高さ約27メートル、枝の長さは東西・南北とも22メートルあるそうです。とにかくでかい!
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ここであれをやるしかない…というわけで、マスターソード(傘)を抜いた名シーンを再現。それはともかく、比べてわかるその大きさ。昨今はパワースポットとしても有名なのだとか。即身仏と御神木からパワーをいただき、次の祠へと進みます!
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