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東京・品川にあるソニー・インタラクティブエンタテインメントにて、4月20日に発売を控えるPlayStation 4(PS4)用ソフトウェア『ゴッド・オブ・ウォー』のメディア向け体験会が実施されました。会場では本作の特別試遊デモを体験することができましたので、一体どのようなゲームに仕上がっていたのかプレイレポをお届けします。ストーリーを楽しみにしている読者もいると思いますので、本稿ではネタバレを避けるために試遊デモでのストーリーには触れません。
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『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズは、海外では2005年に誕生したアクションゲームシリーズ。本作は、過去作の物語を引き継ぐ最新作でありながらナンバリングやサブタイトルを廃しており、ジャンルもアクション・アドベンチャーへと変更されています。
新たな物語の始まりとなる本作は、ギリシャ神話の世界から北欧神話の世界へと舞台を移し、クレイトスとその息子アトレウスの活躍が描かれます。かつて、巨大な神々と戦ってきたクレイトスは子を持つ親となり、アトレウスに生き抜く術を教えつつも、自身も父親として成長していきます。
◆大きく変わったゲームデザイン
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実際に本作をプレイしてみてまず感じるのは、「過去のシリーズと全く異なるゲームである」ということ。見下ろし視点からクレイトスの背中越しの視点になったほか、探索に力を入れたマップ構成、武器や防具のカスタマイズなど、これまでのシリーズのファンであるほど最初は戸惑いがあるかもしれません。
また、日本語版声優も変更されており、クレイトスはこれまでの玄田哲章氏から三宅健太氏にバトンタッチ。アトレウスは小林裕美子氏が担当しています。
◆進化したアクション、変わらない爽快感
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アクション面でも、鎖鎌のようだった「ブレイズオブカオス」から不思議な力を持つ斧へと武器が変わり、操作もR1で通常攻撃、R2で強攻撃、L1でシールド、L2で投擲、R3押し込みで敵をロック、といった、『デモンズソウル』や『ブラッドボーン』に近い操作に変更されています。アトレウスは自動で追従するだけのNPCではなく、□ボタンで任意に弓攻撃ができるなど、クレイトスと同時に一部の操作をする必要があります。また、敵には強さのレベルが表示されていたりと、RPG的な要素も。
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従来と異なる操作ではあるものの、敵との戦闘の手触りはこれまでの『ゴッド・オブ・ウォー』そのもの。スタミナゲージなどはなく、敵に反撃を与えぬほどの連続アクションを繰り出し、大ダメージを与えたらR3コマンドでド派手なトドメをさす、というアクションの爽快感は健在です。
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クレイトスのメインの武器である斧は、L2を押した状態でR1を押すことで敵に投げつけが可能。△ボタンを押すと、手元までブーメランのように戻ってくるという便利な武器です。ちなみに斧を投げたままの状態で攻撃すると素手での攻撃に。刃物が効かない敵などに有効になるかもしれません。また、敵にダメージを与えることで溜まるゲージがあり、たまった状態でR3/L3を同時押しすることによって、一時的にパワーやスピードが強化される「スパルタン・レイジ」状態になります。
◆謎解き、探索、そしてカスタマイズ
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謎解き要素としては、アトレウスと協力して行うものや、武器の特性を活かしたものなど、バリエーションも豊か。マップ上には謎解きのヒントだけでなく、意外な場所に思わぬアイテムや素材が見つかることも。ただ敵を倒して進むだけでなく、時には足を止めて考えたり、探索することが重要な要素となっています。
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クラフトやカスタマイズするための素材はフィールド上に配置されているほか、敵を倒すことでも手に入ります。クラフト/カスタマイズ自体は、ゲームをある程度進めたところから可能になり、武器や防具の作製、強化ができます。もちろん、装備品によってクレイトスの外観も変わっていきます。
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ゲームシステムが大きく変わっているため、これは『ゴッド・オブ・ウォー』なのか?という疑問の声も聞こえてきそうですが、実際にプレイした感触は、これまでのアクションを高めつつも全く新しい『ゴッド・オブ・ウォー』に仕上がっているな、と感じました。純粋に爽快でダイナミックなアクションを突き詰めてきた過去作の面白さに、探索やカスタマイズの面白さがプラスされることによって、新たな物語の始まりにふさわしい最高のゲームへと仕上がっています。
発売まであと1ヶ月。クレイトスとアトレウスの成長の物語を、実際にプレイして確かめてみてください。
『ゴッド・オブ・ウォー』は2018年4月20日発売予定、通常版の価格はパッケージ版が6,900円(税別)ダウンロード版が7,452円(税込)で、ゲーム内で使用できるアイテムやアートブック、カスタムテーマなど追加コンテンツをバンドルしたデジタルデラックス版は8,532円(税込)です。
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