◆印象に残ったシーン
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タカロク:
印象に残ったシーンってありますか?
編集長:
今回はかなり多かったな……まずはパツシィのお母さんのシーン。叛逆軍に加わったパツシィが村に戻ってきて、「俺の母さんは?」っていうあの流れは、見ててしんどかったね。
吉河:
あれは本当に辛かったですね。
編集長:
あとパツシィに「そんなに、幸福なのか?」って聞かれた時の選択肢「笑ってくれた、人がいたから」っていうのも、思わず泣いちゃった……。あれって多分、ドクターかマシュのことだよね。あ、シーンとは違うかもしれないけど、今回選択肢によってバトルが変わったよね。あれはびっくりした。
吉河:
前にもそういうパターンはあったと思いますけど、明言されてのバトルは初めてでしたね。
タカロク:
どっちにするか悩んだな……。
吉河:
僕はさっき言ったシーンはもちろんなんですけど、良いゴーレムの素材……の流れで、アヴィケブロン先生の「うん」っていう台詞があったところが。この人こんな事も言うんだ、可愛いなぁ~って思いましたね(笑)
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編集長:
「ここを工房とする!」とかも面白かったよね!あんなにまともなサーヴァント久々に見た気がする。
吉河:
あともう一つは、サリエリがきらきら星を引いたところ。「音楽って腹がふくれるの?」っていう子どものヤガの台詞で、このヤガの世界って全然違うんだなって。僕たちは豊かな世界に生まれたんだなと改めて思いました。
タカロク:
だいたい言われてしまいましたが……私もサリエリさんのシーンかな。吉川さんが言った最後のシーンも好きですけど、途中の回想も印象に残ってます。アヴェンジャーとして生まれた理由の相手に、後を託されるっていう流れは、「『Fate』だ……」って思いました。
吉河:
そう思うと、パツシィから主人公へっていうのも、『Fate』らしいですよね。
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タカロク:
パツシィは主人公格でしたからね。てっきりカドックを主人公と対等の場におくと思ってたんですが、その世界に生きてたパツシィを主人公と並ばせることで、いかに主人公が普通であるかを引き立たせていたような気もします。
編集長:
パツシィには青空を見せてあげたかったな。
タカロク:
あれは第1部の最後から続いてる物語だって思わせるシーンですよね。
吉河:
僕はプレゼントボックス見た時ハッとしました。背負わなきゃいけないものが増えたなって。
タカロク:
6章以来のストーリー的に意味のあるプレゼントでした。でも今後、毎回遺影が送られてくるのかと思うと辛いです……。今回のマスターとサーヴァントであるカドックとアナスタシアはどうでした?個人的にはこの二人、主従って感じでも恋人って感じでもなく、お姉ちゃんと弟みたいだなぁと思って見てたんですが。
吉河:
この二人は印象に残るシーンがあるというより、普段の掛け合いがいいんですよね。
タカロク:
分かります。サーヴァントとマスターのああいう雰囲気を久しぶりに浴びた気がする。
吉河:
カドックがあのアナスタシアとはもう会えないっていうのは、辛いんですけど……。
タカロク:
引いてしまうと申し訳なさがありますね……。
次のページでは今回のお気に入りサーヴァントについて!