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米ロサンゼルスで開催された「E3 2019」にて、スクウェア・エニックスはPS4タイトル『FINAL FANTASY VII REMAKE』の試遊コーナーを同社のブース内に設置していました。インサイド/ Game*Spark編集部は早速プレイしてきましたので、会場の『FF7R』関連の展示物の紹介と合わせて試遊レポをお届けします。
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今回、E3が開催されていたコンベンションセンターのサウスホールで最も目立っていたのが『FINAL FANTASY VII REMAKE』関連の展示。サウスホール入り口前には、実物大の「ハーディ=デイトナ」が出現していました。
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シートに座ると、映画『マトリックス』のようなタイムスライス映像を撮影してくれます。常に人だかりができており、体験希望者の長い列も途絶えることはありませんでした。
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そしてサウスホールに入ると、巨大な『FINAL FANTASY VII REMAKE』試遊ブースが。中に入ると、ミッドガル鉄道の駅を模したスペースがあり、ゲームの解説も兼ねた、アバランチのジェシーが登場する特別映像が上映されました。その後、参加者が駅から出たクラウドになりきる形で試遊台をプレイするという趣向に。
懐かしさも残しつつ、格段に進化していたゲームシステム
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E3での英語試遊版は、PVでも披露されている壱番魔晄炉の襲撃シーンからスタート。プレイヤーはクラウドとなって、最新技術によって美しいグラフィックとなった懐かしいマップを進んでいきます。新しいアクションをするたびにチュートリアルもしっかりと表示されるので、操作がわからなくなることはないでしょう。
操作はオリジナル版を発展させたものだけあり、複雑さを感じませんでした。移動や視点変更は現在のスタンダードな操作方式となり、敵と戦闘していない時でも、四角ボタンでマップ上にあるオブジェクトをバスターソードで攻撃して、隠されたアイテムを見つけ出すことも可能です。R2かL3の押し込みでダッシュし、ハシゴを降りる際にダッシュボタンを押すと滑るように素早く降りることもできました。
敵と遭遇すると戦闘モードに移行。オリジナル版にあったATB(アクティブ・タイム・バトル)を発展させたシステムを搭載しており、攻撃を加えてゲージを溜めることができます。溜まった状態であれば、×ボタンで任意にアビリティや魔法、道具を使用できるメニュー画面を呼び出して、戦略的に特殊アクションを実行できます。(ゲージが溜まっていないとメニューを出しても選択できません)
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空中に浮かぶ敵の場合は、方向キーの左右でパーティのバレットに操作を変更し、遠距離武器で戦略的に攻撃することも可能。ただ、ある程度の高さにいる敵は、クラウドでも□ボタンで自動的にジャンプ攻撃を行ってくれます。
マップの奥に行くと、壱番魔晄炉のボス「ガードスコーピオン」が出現。この戦闘ではクラウドが捕獲されてしまう場合もあるためバレットに操作を変更しながら戦闘を進めたり、ダウンした状態への追加攻撃で大ダメージを与えたりと、奥深い戦闘が確認できました。
物理攻撃ではなかなか敵のHPは削れないものの、弱点となる雷属性の魔法サンダーを打ち込むことで、大ダメージを与えられました。(試遊版ではバレットのみがサンダーを使用可能でした)
一定のダメージを与えたガードスコーピオンが攻撃パターンが変えテイルレーザーを使ってくるのも、オリジナルをプレイしたユーザーには懐かしさがこみ上げます。
ガードスコーピオンを倒したところで試遊版は終了。15分程度のプレイでしたが、オリジナル版を踏襲しつつも着実に進化したゲームシステムを確認することができました。
『FINAL FANTASY VII REMAKE』は、PS4を対象に、2020年3月3日発売予定です。